シゴトバAIRDO
AIRDOがやっていること、挑戦していることを紹介しています。
TABLE TALK
チームとしてのつながりや、
お客様と接する機会の多い現場職だからこそ感じる
AIRDOらしさについて語ってもらいました。
2020/03/01
現在の仕事と、お互いの職場や仕事に対する印象を教えてください。
- 小代
- 私は乗員部で現在B767-300の副操縦士をしています。
- 伊藤
- 客室部の羽田客室乗員第2グループで客室乗務員を務めるほか、客室訓練グループを兼務し、新入社員の訓練業務を行っています。
- 今垣
- 航空整備士の今垣です。現在整備部で昼夜問わず飛行機の整備をしています。
- 古川
- 東京空港支店でグランドスタッフとしてカウンターでお客様のご対応をする他、出発・到着業務を担当しています。
- 小代
- グランドスタッフや客室乗務員の方はお客様と直に接する部門ですよね。B767だと300名弱のお客様がいらっしゃる中で、客室乗務員の方はいつもそれほど大変そうな顔も見せずテキパキと仕事をしていてすごいな、と。グランドスタッフの方は仕事を普段目にすることはありませんが、イレギュラー運航があると顔が頭に浮かびます。まさに最前線ですよね。
- 伊藤
- そうですね。
- 小代
- 整備士の方は、飛行機を通してつながっている信頼関係があります。いつも感謝しています。
- 今垣
- ありがとうございます!(笑)
- 伊藤
- パイロットの方と客室乗務員は一緒にいる時間が長いですね。オフィスでも一緒ですし。学校じゃないですけど、よく顔を合わせているので打ち解けています。
- 小代
- まあ、そうですね。今日の座談会も、伊藤さんが出ることが事前に分かっていたので、「何を話す?」みたいなやりとりをしていました。常に一緒にいるので、改まって話すと不思議な感じ(笑)
- 伊藤
- 小代さん、今垣さんとは普段からよく会話をします。
- 小代
- というか、初顔合わせの人ってほとんどいないよね。
- 伊藤
- そうですね。みんな知っている仲でコミュニケーションもよく取ります。お互いの性格なんかもよくわかっています(笑)
- 古川
- 客室乗務員の方とは便ごとの引継ぎで顔を合わせますが、パイロットや整備士の方とはなかなか接点がないので、お客様が想像するような「プロフェッショナル」というイメージしかありません。
- 小代
- ほぉ~。
- 伊藤
- (笑)
- 古川
- それぞれの専門分野で活躍されているなあ、と。
それぞれ仕事でどのようにつながっていますか?
- 小代
- 飛行機を朝や便間で整備してパイロットに引き継いでくれるのは整備士の方なので、毎日フライトログのやりとりなどで必ずコミュニケーションを取ります。
- 今垣
- そういう意味ではパイロットの方との接点が一番多いですね。私たちは整備士なので、朝は整備した飛行機をパイロットや客室乗務員の方にお渡しする場面がありますが、グランドスタッフの方とはなかなか接する機会がありません。
- 小代・伊藤
- そうですねぇ。
- 伊藤
- 多分、客室乗務員が一番皆さんとつながっていると思うんですよね。パイロットの方とも話しますし、グランドスタッフの方ともブリーフィングを行います。整備士の方ともトラブルや異常の有無などの伝達で接します。
- 古川
- 確かにそうですね。
現場職としてチームワークや絆を感じるのはどんな時、どんな場面ですか?
- 今垣
- さっき小代さんも言ってましたけど、飛行機にトラブルがあって飛べないと判断した瞬間にグランドスタッフの方々が頭に浮かびます。私たちは飛行機を直すことに専念すればいいですが、残ったお客様やグランドスタッフの方を思うと「ごめんなさい」という気持ちでいっぱいになります。
- 小代
- そうなんですよね。
- 伊藤
- 私たちもグランドスタッフの方と接する時は、フライトがキャンセルになってお客様にご迷惑をお掛けするなどのイレギュラーが発生した場合が多いんですよね。そういう時は整備士から情報をもらって、パイロットの方と調整をしてグランドスタッフの方に伝える必要があるので、顔見知りの方がスムーズなんです。
- 古川
- AIRDOは機内の清掃を客室乗務員の方が行っていますが、飛行機の到着から出発まで時間がない場合は、私たちも手伝って一緒に清掃します。そんな時、パイロットの方が「何分までにボーディング(搭乗)できるよう頑張ろう!」と声をかけてくれると、みんなで定時性を守っているんだな、と感じます。
- 伊藤
- 確かに清掃の時はみんな機内にいますね。整備士の方も手伝ってくださるし。
お客様と接する中で、AIRDOはどんな会社だと感じることが多いですか?
- 古川
- カウンターでのチェックインの際、特にご高齢のお客様から「いつも北海道へ行く便はAIRDOなのよね」と言っていただくことが多く、道民の方や北海道出身の方に愛されているなあと、感じます。
- 伊藤
- わたしたちの会社だからこそ選んでくださる道民のお客様は、本当によくいらっしゃいますよね。
- 古川
- ええ。
- 伊藤
- 引き継ぎの際、グランドスタッフの方から「よく乗られるお客様で、こういうケア(お手伝い)をお願いします」とか「車いすの方で、いつもこのようなケアをご希望されています」といったことを伝えられます。いつもお客様の特徴や情報を把握していて、さすがだな、と思います。
- 小代
- すごい!
- 伊藤
- いつも同じ路線の同じ席に座ってらっしゃる方などがいらっしゃると、私たちも「いつもご搭乗ありがとうございます」と声をおかけします。
- 小代
- それは知らなかったなあ。私たちは機内アナウンスの時に一方通行で話しかけるくらいで、保安上の理由から普段お客様と直に接することがないのでそういう話は新鮮ですね。
- 伊藤
- だから私たちも、機内アナウンスを聞いたお客様から「今日のパイロットの方にお礼を言っておいてね」と言われた時は伝えるようにしています。
- 小代
- 意識しちゃうなあ。私はまだ言われたことないけど(笑)。頑張ります。
お客様が飛行機に乗る時に見てほしいところや感じてほしいことは?
- 小代
- いろんな意味で「変わらない」ところだと思います。会社の雰囲気や、例えば機内で提供されるオニオンスープのような「AIRDOに乗ったらこれ」と言ってもらえるものとか。特に変わったことをするわけでもなく、北海道に軸足を置いてきた企業ならではの、長年少しずつ積み重ねてきたものがいつもそこにある。それがお客様の安心感につながればいいなと思いますけど、皆さんはどう思いますか?
- 伊藤
- そんな風に感じていたんですね。
- 小代
- 感じていましたよ。そういう思いが私自身の仕事の「色」にもなっているような気がします。
- 伊藤
- あまり気構えせずに乗れる身近さがいいところなのかも。飛行機というと特別な乗り物と思われがちですが、AIRDOによく乗るお客様は、「前回もこのパイロットの方だった」「またあのスープが飲みたい」「前回よくしてもらったあの係員の方、今日はいないの?」と気軽に声をかけてくださいます。北海道観光マスターやフードマイスターといった(社内奨励)資格を持つ、北海道に詳しいスタッフもいて、ハード面だけではなくソフト面でも北海道を感じられるのも強みなのかな、と。
- 今垣
- 私たちの仕事は整備なので、安全な飛行機をお客様に提供するのが絶対的な使命です。お客様が「安全」を実感するのはなかなか難しいと思いますが、私たちは日々そんな想いで仕事をしています。
- 古川
- 機内ドリンクのオニオンスープに北海道産タマネギを使っていたり、機内誌で毎月北海道特集をしていたり、これだけ地域に密着している航空会社はあまりないと思っています。北海道を機内から感じてほしいですね。
就活生へメッセージをお願いします。
- 小代
- AIRDOの良さは、社員同士が何となくつながっているところ。私はもともと暖かいところが好きなんですけど、入社して北海道が好きになりました。そういう気持ちはお客様や後輩にも伝わると信じています。長く働いてみないと分からないこともあるので、北海道が好きな人に来てもらってぜひ頑張ってほしいです。
- 伊藤
- チームワークや社員同士が顔見知りであるところがAIRDOの良さ。チーム内や各部署との連携を考え、安全運航を意識して仕事ができる方に来てほしいです。特に客室乗務員はサービス面が強調されがちですが、保安要員としての部分が重要なので、強い気持ちを持った人が向いています。仕事を通して北海道に関する知識も増えるので、フライトを楽しんでもらえたらいいですね。
- 今垣
- 整備の世界は、飛行機はもちろん、乗り物全般に興味がある人が向いています。「好き」という気持ちが根元にある人は、仕事も長続きすると思います。
- 古川
- グランドスタッフは早朝や深夜勤務、さらには天候や機材整備都合によるイレギュラー対応といった困難に直面することも。だから、めげずに続けられる元気でパワフルな人が向いています。私も多くの困難に直面してきましたが、諦めずに挑戦し続けたことで心身共に成長できたと自負しています。