2023年12月1日
2024年3月期中間決算について
株式会社AIRDOは、今般2024年3月期中間決算をとりまとめました。
1.2023年9月中間期(2023年4月1日~2023年9月30日)の業績
(1)概況及び経営成績
当中間会計期間において航空業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後の行動制限撤廃により国内外の旅行機運が高まったこと等によって旅客需要の回復が顕著に進む一方で、費用面では、円安、原油価格高騰、物価上昇等の影響を受け、予断を許さない状況が続いております。
このような状況のもと当社は、新型コロナウイルス流行以前よりも既存路線の増便を積極的に設定すること等で運航便数および提供座席数を増加させ、利便性の向上を図りつつ、旅客需要の取り込みに積極的に取り組んでまいりました。また、この春からは、公式オンラインショップ「AIRDO Online Marché(エア・ドゥ オンライン マルシェ)」や機内エンターテインメント「Do Sky On-Demand(ドゥ スカイ オンデマンド)」で、道産食品や製品の販売、北海道ゆかりの番組配信と北海道のPR活動を開始させる等、これまで以上に「北海道の翼」として地域に根差したサービスの提供に努めております。
これらの結果、営業収入はコードシェアによる座席販売分を含め、27,505百万円(前年同期比 33.2%増)となりました。
事業費は20,703百万円(前年同期比 23.0%増)、販売費及び一般管理費は2,292百万円(前年同期比28.1%増)、これらの合計として営業費用は22,996百万円(前年同期比 23.4%増)となりました。
この結果、営業利益は4,509百万円(前年同期比 122.4%増)、経常利益は4,365百万円(前年同期比 133.3%増)、中間純利益は4,361百万円(前年同期比 97.9%増)となり、前年同期と比較して増収・増益となりました。
【経営成績】
項 目 | 2023年9月中間期 | 2022年9月中間期 | 増 減 | 増減率(%) |
---|---|---|---|---|
営業収入(百万円) | 27,505 | 20,655 | +6,849 | +33.2 |
営業費用(百万円) | 22,996 | 18,628 | +4,367 | +23.4 |
営業利益(百万円) | 4,509 | 2,027 | +2,482 | +122.4 |
営業利益率(%) | 16.4 | 9.8 | +6.6pt | - |
経常利益(百万円) | 4,365 | 1,870 | +2,494 | +133.3 |
中間純利益(百万円) | 4,361 | 2,204 | +2,157 | +97.9 |
(2)運航実績、輸送実績
【運航実績】
項 目 | 2023年9月中間期 | 2022年9月中間期 | 増 減 | 増減率(%) |
---|---|---|---|---|
運航便数(便) | 12,126 | 11,319 | +807 | +7.1 |
就航率(%) | 99.1 | 99.1 | 0.0pt | - |
定時出発率(%) | 82.1 | 92.1 | △10.0pt | - |
【輸送実績】
項 目 | 2023年9月中間期 | 2022年9月中間期 | 増 減 | 増減率(%) |
---|---|---|---|---|
提供座席数(千席) | 1,556 | 1,488 | +68 | +4.6 |
旅客数(人) | 1,268,896 | 962,076 | +306,820 | +31.9 |
座席キロ(千席・キロ) | 1,480,909 | 1,405,581 | +75,328 | +5.4 |
旅客キロ(千人・キロ) | 1,204,928 | 913,988 | +290,940 | +31.8 |
利用率(%) | 81.4 | 65.0 | +16.4pt | - |
(注)輸送実績には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。
【路線別利用率】
路 線 | 2023年9月中間期 | 2022年9月中間期 | 備 考 |
---|---|---|---|
「札 幌-東 京」線 | 82.8 | 64.1 | |
「旭 川-東 京」線 | 79.9 | 67.2 | |
「女満別-東 京」線 | 76.0 | 62.6 | |
「釧 路-東 京」線 | 83.7 | 61.2 | |
「帯 広-東 京」線 | 79.5 | 64.2 | |
「函 館-東 京」線 | 83.6 | 66.8 | |
「札 幌-仙 台」線 | 76.5 | 46.1 | |
「札 幌-名古屋」線 | 72.5 | 66.4 | |
「札 幌-神 戸」線 | 81.2 | 81.3 | |
「札 幌-福 岡」線 | 80.0 | 77.1 | ※ 2022年7月開設 |
「函 館-名古屋」線 | 80.1 | 59.8 | |
全路線合計 | 81.4 | 65.0 |
(注)路線別利用率には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。
(3)財政状態
【財政状態】
項 目 | 2023年9月中間期 | 2023年3月期 | 増 減 |
---|---|---|---|
総資産(百万円) | 49,705 | 41,349 | +8,356 |
純資産(百万円) | 14,487 | 10,359 | +4,128 |
自己資本比率(%) | 29.1 | 25.1 | +4.0pt |
2.2024年3月期の見通し
当中間会計期間の実績および最新の見通しを反映し、以下の通り5月29日に発表した2024年3月期の業績予想を修正いたします。
項 目 | 今回予想 | 当初予想 | 増 減 |
---|---|---|---|
営業収入(百万円) | 50,900 | 47,700 | +3,200 |
営業利益(百万円) | 2,700 | 1,900 | +800 |
営業利益率(%) | 5.3 | 4.0 | +1.3pt |
経常利益(百万円) | 2,500 | 1,500 | +1,000 |
以上
- 2022年10月3日に(株)ソラシドエアと設立した共同持株会社 (株)リージョナルプラスウイングス の2024年3月期中間連結決算については、下記のプレスリリースをご参照ください。
(株)リージョナルプラスウイングス: https://www.regionalplus.co.jp/newsrelease/