2024年11月29日

2025年3月期中間決算について

株式会社AIRDOは、11月29日(金)、2025年3月期中間決算をとりまとめました。

1.2024年9月中間期(2024年4月1日~2024年9月30日)の業績

(1) 概況及び経営成績

 当中間会計期間における我が国経済は、一部に足踏みが残るものの、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが進んだことで、景気は緩やかに回復基調へと推移しました。
 一方で国際情勢の緊迫化、円安の進行や物価上昇等、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。
 このような事業環境の中、当社においては、競争力のあるきめ細やかな運賃設定と需要予測に基づく緻密な座席コントロールを行ったことに加え、お客様のニーズにお応えすべく、ゴールデンウィーク、夏休み期間を中心に早朝、夜間帯における既存路線の増便を設定し、旅客需要の取り込みを図りました。また「北海道の翼」を体現する新たな取り組みとして、自社運航便による北海道産品の産地直送サービス「道産空輸AIRDOダイレクト便」の取り扱いを開始し、空輸による高付加価値化を通じた首都圏での道産品プロモーションに着手しました。また、今年度においても新千歳空港と阿蘇くまもと空港を結ぶチャーター便を運航し、北海道内のお客様には熊本をはじめとする九州各地の観光を、就航先である熊本のお客様にも北海道の魅力を体感していただき、観光の需要促進に貢献しました。
 これらの結果、営業収入はコードシェアによる座席販売分を含め、27,838百万円(前年同期比 1.2%増)となりました。事業費は22,404百万円(前年同期比8.2%増)、販売費及び一般管理費は2,215百万円(前年同期比3.4%減)、これらの合計として営業費用は24,619百万円(前年同期比7.1%増)となりました。また、営業利益は3,218百万円(前年同期比28.6%減)、経常利益は3,124百万円(前年同期比28.4%減)、中間純利益は3,000百万円(前年同期比31.2%減)となりました。

【経営成績】

項 目 2024年9月中間期 2023年9月中間期 増 減 増減率(%)
営業収入(百万円) 27,838 27,505 +332 +1.2
営業費用(百万円) 24,619 22,996 +1,623 +7.1
営業利益(百万円) 3,218 4,509 △1,290 △28.6
営業利益率(%) 11.6 16.4 △4.8pt -
経常利益(百万円) 3,124 4,365 △1,240 △28.4
中間純利益(百万円) 3,000 4,361 △1,360 △31.2

(2) 運航実績、輸送実績

【運航実績】

項 目 2024年9月中間期 2023年9月中間期 増 減 増減率(%)
運航便数(便) 11,892 12,126 △234 △1.9
就航率(%) 98.4 99.1 △0.7pt -
定時出発率(%) 86.6 82.1 +4.5pt -

【輸送実績】

項 目 2024年9月中間期 2023年9月中間期 増 減 増減率(%)
提供座席数(千席) 1,545 1,556 △11 △0.7
旅客数(人) 1,260,443 1,268,896 △8,453 △0.7
座席キロ(千席・キロ) 1,468,242 1,480,909 △12,666 △0.9
旅客キロ(千人・キロ) 1,196,785 1,204,928 △8,143 △0.7
利用率(%) 81.5 81.4 +0.1pt -

(注)輸送実績には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。

【路線別利用率】

(%)

路 線 2024年9月中間期 2023年9月中間期 備 考
「札 幌-東 京」線 80.3 82.8
「旭 川-東 京」線 80.7 79.9
「女満別-東 京」線 85.7 76.0
「釧 路-東 京」線 87.2 83.7
「帯 広-東 京」線 82.8 79.5
「函 館-東 京」線 88.2 83.6
「札 幌-仙 台」線 78.7 76.5
「札 幌-名古屋」線 82.1 72.5
「札 幌-神 戸」線 77.6 81.2
「札 幌-福 岡」線 79.8 80.0
「函 館-名古屋」線 86.1 80.1
全路線合計 81.5 81.4

(注)路線別利用率には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。

(3) 財政状態

【財政状態】

項 目 2024年9月中間期 2024年3月期末 増 減
総資産(百万円) 40,072 48,785 △8,713
純資産(百万円) 12,194 12,182 +11
1株当たり純資産額(円) 186,987.44 150,178.66 +36,808.78
自己資本比率(%) 30.4 25.0 +5.4pt

2.2025年3月期の見通し

 上期においては、旅客需要が堅調に推移したことに加え、セール運賃の設定をはじめとする積極的な営業施策により、営業収入が増加いたしました。
 下期も堅調な旅客需要が見込まれるものの、引き続き円安の影響や物価および人件費の上昇等による費用増加が見込まれることから、営業収入は上方修正、営業利益、経常利益は下方修正いたします。

項 目 予 想 当初予想 増 減
営業収入(百万円) 52,800 52,500 +300
営業利益(百万円) 1,800 2,100 △300
営業利益率(%) 3.4 4.0 △0.6pt
経常利益(百万円) 1,700 2,000 △300

以上

  • 共同持株会社 (株)リージョナルプラスウイングス の2025年3月期中間連結決算については、下記のプレスリリースをご参照ください。
    (株)リージョナルプラスウイングス: https://www.regionalplus.co.jp/newsrelease/

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