2023年11月1日
パイロットの自社養成の開始について
~ 北海道生まれ、北海道育ちのあなたへ ~
・パイロットになる夢を叶えませんか。
・AIRDOはあなたの夢を応援します。
株式会社AIRDO(以下:エア・ドゥ)は、北海道、全日本空輸株式会社(以下:ANA)、株式会社三井住友銀行、東京海上日動火災保険株式会社、北海道の各大学と協力し、パイロットの自社養成プログラム(Lakseløpプロジェクト)を開始します。
エア・ドゥは、これまで航空大学校、私立大学等の操縦士課程を卒業し、航空会社のパイロットとして必要なライセンスを所有した方々を採用しており、パイロットになるための最初のライセンス取得から自社で養成を実施することは、エア・ドゥとして初めての取り組みになります。
航空業界では「パイロットの2030年問題」が認識されており、将来的なパイロットの不足が懸念されています。今般、自社養成を開始することで、パイロット数の維持・拡大を促進し、北海道の翼として「北海道の航空ネットワークの維持・拡大」を図っていく予定です。
- Lakseløpプロジェクトとは
北海道とノルウェー(海外訓練実施国)での鮭の遡上になぞらえ、北海道から海外に出て大きく育ち、将来、北海道に戻ってきて活躍してくれることを期待し、『Lakseløp(ラクスループ)』※としました。北海道のたくさんの若者たちがパイロットになる夢を叶え、北の大地で大きく羽ばたくことを期待しています。
- Lakseløpはノルウェー語で鮭の遡上を指す。
- 自社養成の概要について
- (1) 訓練内容:
- 操縦士のライセンス取得訓練
- (2) 訓練課程:
- 海外訓練(約2年)と国内訓練(約1年)
- (3) 取得ライセンス:
- EASAライセンス(事業用操縦士、計器飛行証明)
JCABライセンス(事業用操縦士、計器飛行証明)
※海外訓練でEASAライセンスを取得後、JCABライセンスへの切り替えを実施します。 - (4) 訓練費用:
- 候補生とエア・ドゥそれぞれにおいて負担予定
※併せて、クラウドファンディングで訓練費用の支援募集を実施する予定です。
- 選考プロセス
ANAが実施するパイロット適性テスト「Flight Crew Assessment Test (FCAT※) 」から受験していただき、合格した方は、その後、エア・ドゥが実施する採用選考にエントリーする資格を得ることができます。
現時点では、エア・ドゥ採用選考※の時期等は未定ですが、決まり次第改めてご案内します。- FCATはパイロットに必要な資質を面接・航空適性検査・航空身体検査等を通して見極める役割を担っており、ANA、ANAウイングス、Peach AviationのANAグループ3社は、自社養成パイロットに対して、この共通適性検査であるFCATを導入しています。
- 公正な採用選考の基本を遵守して採用選考を行います。
- 特設サイトの開設について
エア・ドゥ Webサイト内「特設サイト」にて以下をご案内予定です。
- Lakseløp(プロジェクトの概要のご案内)
- 自社養成制度の概要(選考プロセス、募集要項等)
- 訓練プロセス(自社養成から機長昇格までの流れ)
- エア・ドゥ パイロットの紹介(在籍中のパイロットのHISTORY)
- クラウドファンディングのご案内
Lakseløpプロジェクトの一環としてREADYFOR株式会社でのクラウドファンディングの実施を予定しています。
詳細については別途ご案内予定です。 - 協力事項の概要
自社養成の体制構築ならびに運営において協力してプロジェクトを推進していきます。具体的には以下の通りとなります。
エア・ドゥと北海道の包括連携協定のうち「北海道を支える「人づくり」に関する事項」の一環として連携していきます。 | |
FCAT応募者の選考、海外訓練、国内訓練実施をサポートいただきます。 | |
候補生の訓練費用の借入について支援いただきます。 | |
海外訓練に伴う海外赴任における医療関連や損害保険のサポートをいただきます。 | |
北海道大学 小樽商科大学 北見工業大学 帯広畜産大学 |
在学中の学生に向けてLakseløpの周知・展開、学内講話の実施についてサポートいただきます。
在学中の学生に向けて、Lakseløpの周知・展開の実施についてサポートいただきます。
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- 参考資料(選考プロセス、自社養成から機長昇格までの流れ)
- 参考資料(ポスター)
以 上