2016年5月30日

平成28年3月期決算について

株式会社AIRDOは、本日5月30日(月)、平成28年3月期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)決算をとりまとめました。詳細につきましては、別添の「平成28年3月期 決算短信(非連結)」をご覧ください。

1.平成28年3月期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の業績

(1)概況及び経営成績

当期におけるわが国経済は、円高・株安の進行など不安定な側面があるものの、個人消費は総じてみれば底堅い動きを維持しており、緩やかな回復基調が続きました。
国内航空業界におきましては、原油価格が低水準で推移し、訪日外国人旅行者の急増等好材料もある一方、競合他社との競争も一層激しさを増しています。
このような状況の下、当社は公共輸送機関として安全を最優先に掲げ安全管理体制の再構築を図るべく、新たな「安全行動指針」を設定し、業務プロセスの改善や4つの専門機能(運航・整備・客室・空港)における安全管理を強化する等、各種改善に取り組んでまいりました。引き続き、創業以来の「事故・重大インシデントゼロ」を継続すべく、安全管理体制の一層の強化を図っております。
路線展開においては、10月より「札幌-広島・名古屋」線および「函館-名古屋」線を新規に開設し、北海道と本州を結ぶ航空ネットワークの拡充により、お客様の更なる利便性向上に努めてまいりました。
営業面においては、特定便割引運賃「AIRDO スペシャル75」などの各種運賃を新設したほか、法人向けインターネット予約システム「AIRDO Biz」のサービスを開始し、法人セールスの強化に努めました。さらに宿泊施設、レンタカーや入園券・体験メニューなどの様々なオプションをお客様のご希望通りに組み合わせることが出来る募集型企画旅行商品として「AIRDO ダイナミックパッケージ」の取り扱いを開始しました。
当事業年度における営業収入は、コードシェアによる座席販売分を含め、47,334百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
費用面では、原油価格の下落等により事業費が減少し、41,947百万円(前年同期比3.7%減)となりました。販売費及び一般管理費は、営業関連費用の増加等により3,482百万円(前年同期比5.0%増)となったことで、営業費用は45,429百万円(前年同期比3.1%減)となりました。この結果、営業利益は1,905百万円(前年同期比14.4%減)となりました。
営業外損益において、営業外費用が増加したこと等により、経常利益は1,340百万円(前年同期比27.4%減)となり、当期純利益は839百万円(前年同期比31.0%増)となりました。

【経営成績】 前事業年度 当事業年度 増減 増減率(%)
営業収入(百万円) 49,087 47,334 △1,752 △3.6
営業費用(百万円) 46,860 45,429 △1,431 △3.1
営業利益(百万円) 2,227 1,905 △321 △14.4
営業利益率(%) 4.5 4.0 △0.5Pt -
経常利益(百万円) 1,845 1,340 △504 △27.4
当期純利益(百万円) 640 839 +198 +31.0

(2)運航実績、輸送実績

運航面においては、新千歳空港の深夜早朝時間帯の発着枠を利用し、「札幌-東京」線で計77便を増便したほか、「札幌-東京」線に48便、「札幌-仙台」線に6便の計54便を定期増便(臨時便)として運航しました。加えて、9月のシルバーウィーク期間において「札幌-熊本」間でチャーター便を運航したほか、11月に「女満別・釧路」と台湾の「高雄」を結ぶ国際チャーター便を運航しました。
なお、機材においてはボーイング737-500型機3機を退役させ、同737-700型機3機を導入したことで、小型機全9機の機材更新が完了しました。

【運航実績】 前事業年度 当事業年度 増減 増減率(%)
運航便数(便) 26,439 24,857 △1,582 △6.0
就航率(%) 97.7 98.5 +0.8Pt -
定時出発率(%) 90.3 89.8 △0.5Pt -
【輸送実績】 前事業年度 当事業年度 増減 増減率(%)
提供座席数(千席) 2,904 2,889 △15 △0.5
旅客数(人) 1,915,547 1,825,963 △89,584 △4.7
旅客キロ(千人キロ) 1,775,407 1,696,585 △78,822 △4.4
座席キロ(千席キロ) 2,676,008 2,694,975 +18,966 +0.7

(注)輸送実績には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。

【路線別座席利用率】 前事業年度 当事業年度 備考
「札幌-東京」線 69.8% 62.9%
「旭川-東京」線 75.4% 67.1%
「女満別-東京」線 64.8% 64.1%
「釧路-東京」線 63.1% 63.3%
「帯広-東京」線 58.2% 58.6%
「函館-東京」線 58.9% 60.4%
「札幌-仙台」線 52.7% 74.2%
「札幌-名古屋」線 - 48.4% 平成27年10月開設
「札幌-神戸」線 72.4% 49.3%
「札幌-岡山」線 53.2% 58.8%
「札幌-広島」線 - 60.8% 平成27年10月開設
「函館-名古屋」線 - 62.5% 平成27年10月開設
「札幌-新潟」線 39.5% - 平成27年3月廃止
「札幌-福島」線 57.3% - 平成27年3月廃止
「札幌-富山」線 69.1% - 平成27年3月廃止
「札幌-小松」線 55.3% - 平成27年3月廃止
路線の平均 66.3% 63.0%

(注)路線別座席利用率には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。

(3)財政状態

【財政状態】 前事業年度
平成27年3月31日
当事業年度
平成28年3月31日
増減
総資産(百万円) 36,592 47,690 +11,098
純資産(百万円) 9,903 9,999 +96
1株当たり純資産(円) 212,968.09 215,040.90 +2,072.81
自己資本比率(%) 27.1 21.0 △6.1Pt

2.平成29年3月期の見通し

今後のわが国経済は、海外景気の減速等景気を下押しするリスクが懸念されるものの、雇用・所得環境の改善傾向が続いており、景気は緩やかに持ち直していくことが期待されています。当社を取り巻く環境は、原油価格が引き続き低水準で推移し好影響に働くものと見込まれますが、国内航空各社間の競争が一層激化することも予想されます。また、北海道新幹線の開業に伴う影響にも今後注視していく必要があります。
このような中、当社においては、「2015~2018年度中期経営戦略」で掲げた『私たち一人ひとりが、お客様にご安心・ご満足いただける空の旅を提供し、「北海道の翼」にふさわしい"オンリーワン"のエアラインを目指します』というビジョンの下、次の飛躍や持続的な成長に繋げてまいります。
また、当社は11月に設立20周年を迎えますが、7月より「北海道の四季」をコンセプトとした特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」の運航を開始いたします。今後も「北海道」にこだわるエアラインとして、他社との差別化を図ることで旅客収入の確保に努めてまいります。
なお、平成29年3月期の業績見通しは以下の通りです。

【平成29年3月期業績見通し】 前期実績
(平成 28 年 3 月期)
予想 増減
営業収入(百万円) 47,334 49,200 +1,865
営業利益(百万円) 1,905 1,200 △705
営業利益率(%) 4.0 2.4 △1.6Pt
経常利益(百万円) 1,340 400 △940
当期純利益(百万円) 839 200 △639

以上

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