「自然・環境を大切にする」

CO2排出量の削減

航空会社として、地球温暖化防止に向けた取り組み、とりわけ運航に伴い排出されるCO2の削減は社会的責務となっています。AIRDOでは下記のような様々な取り組みを推進しています。

航空機の運航改善

安全を最優先とした上で、運航に伴うCO2排出量を削減するべく運航の各フェーズにおいて様々な工夫を実施しています。下表の取り組みを中心に、今後も日々の運航を通じたCO2排出量の削減を推進していきます。

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航空機環境新技術の導入

当社では低燃費機材の導入に向けた検討を継続して行っています。また、カーボンブレーキへの換装による機材の軽量化や、B737型機におけるウイングレット装着など、環境技術を取り入れた燃料消費量の削減に努めています。

SAF(持続可能な航空燃料)の導入検討

航空業界の脱炭素化に向けては、航空燃料の低炭素化への取り組みも重要です。「北海道におけるSAF導入促進の実証事業」に参画するなど、SAFの導入に向けた検討を重ねています。

カーボンクレジット

上記の自助努力による取り組みによっても不足する分は、排出権取引の活用(カーボンクレジットの購入)によるCO2排出量の相殺も検討してまいります。なお、2023年12月には就航25周年を機とするカーボンオフセットを実施しました。

限りある資源の有効利用

プラスチック使用量の削減

機内ドリンクサービス時の備品をプラスチックから紙製や木製のものに変更するほか、機内販売商品ご購入の際に包装袋を不要と申告されたお客様には、オリジナルのステッカーを差し上げています。お客様にAIRDOの環境配慮への取り組みにご理解・ご協力いただきながら、機内における使い捨てプラスチック使用削減を目指しています。

紙製のストローや蓋

廃棄物の削減

不要になった機内備品の関係先への寄贈や一般販売、アップサイクル品の製作・販売のほか、廃棄物削減につながる商品(エコバッグ・タンブラー)を機内販売するなど、資源を有効に活用する取り組みを推進しています。

寄贈したカートで授業を行う専門学校生

自然資源・生物多様性保全への貢献

森林プロジェクト(エア・ドゥ絆の森)

2008年より北海道の豊かな環境を保全するため、北海道の『ほっかいどう企業の森林づくり』と連携し、北海道内の就航6地域(新千歳、旭川、函館、女満別、帯広、釧路)において植樹活動を行っています。また、2019年からは植樹のみならず、これまで植えてきた樹木の手入れを行いながら、継続して育てていく「育樹」(枝打ち、間伐、補植など)も実施しています。

育樹の実施内訳

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対象地域 面積 本数 苗木 実施時期
千歳地区(幌加) 5.0ha 10,000本 トドマツ・カラマツ 2008年9月
旭川地区(東川町) 1.0ha 1,500本 ミズナラ・シラカバ・ヤチダモ 2008年10月
函館地区(北斗市) 0.78ha 1,950本 ブナ・ミズナラ 2008年10月
女満別地区(美幌町) 1.0ha 2,000本 カラマツ 2008年11月
帯広地区(新得町) 1.0ha 2,000本 カラマツ 2012年6月
釧路地区(弟子屈町) 3.0ha 600本 エゾヤマザクラ 2015年6月
680本 エゾヤマザクラ・ヤチダモ 2016年6月
450本 ヤチダモ 2017年6月
千歳地区(幌加) 1.0ha 3,000本 カラマツ・トドマツ 2019年10月
千歳地区(幌加) 1.0ha 2,000本 カラマツ 2020年11月

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枝打ちの様子

知床財団との連携による世界自然遺産・知床の保全

2006年の女満別-羽田線就航を機に、ヒグマとの共存を図る自然保護活動「知床キムンカムイ・プロジェクト」を共同で実施し、当時制作した教育教材は今でも大切に活用されています。共同制作した啓発絵本は、2025年に北海道テレビ放送株式会社(HTB)のご協力により読み聞かせ動画として生まれ変わり、機内をはじめ各所で放映されています。世界遺産はその独自性と普遍的価値により世界共通の財産とされており、今後もオホーツク・知床の自然保全に向けた取り組みを展開していきます。

動画はこちらからご覧になれます
https://youtu.be/j6twMg8LOsw

共同制作した啓発絵本