『かみくるパス』って何？

『かみくるパス』とは、上川エリア内を走る3社の路線バスが乗り放題になるパスです。エリア内（4市12町）なら何度でも乗り降りできるので、お得に旅を楽しめるんです！

しかも、路線バスは人気観光スポットの目の前にバス停があったり、電車が通っていないようなディープなスポットにも行けてしまう！ 柔軟に移動できる便利な交通機関を使いこなして、上川エリアを満喫しましょう！

※『かみくるパス』の詳細については、第3弾「『かみくるパス』徹底解説＆購入ガイド編」で詳しくご紹介します！

【1日目】旭川空港から名寄へ。特産品「ひまわり」グルメを堪能！

旭川空港に到着！ さっそく『かみくるパス』を使って名寄市へ！
旅のスタート地点・旭川空港からまず向かうのは「名寄（なよろ）市」。

旭川空港からバスを使って旭川駅へ、そこから名寄行きのバス・名寄線に乗り換えて約2時間50分。サラサラのパウダースノーを楽しめる名寄市に到着します。
＜お急ぎの場合は、旭川駅から名寄行きのJR快速に乗ると約1時間50分（2020円）で到着＞

名寄市という地名の語源は、アイヌことばで「川の合流するところ」を意味する「ナイオロプト」から由来。その名のとおり、まちの中には長大河「天塩川」とその支流「名寄川」が合流しています。
冬は一帯が白銀に包まれ、気温が－20℃以下となる寒い朝には、太陽光が大気中の細かい氷の結晶に反射しておきる「サンピラー現象」を見ることができます。

名寄市を訪れたならぜひ味わいたい！"ひまわり"そば！
長時間の移動で、すっかりお腹はペコペコ。体も芯から冷えて、温かいものが食べたい！
そこでおすすめが、「そば処 紅花（べにばな）」です。挽きぐるみの大雪そばをブレンドした更科粉を使った、こだわりの手打ちそばが評判の店。

なかでも、名寄市で栽培している"ひまわり"を使った「カツカレー南そば」が人気。

ひまわりといっても、使用しているのはその種。
種から搾ったひまわり油「北の耀き」をブレンドした天ぷら油で、種から油を搾った後に残る油粕を混ぜたエサで飼育した「ひまわり畑ポーク」をカラッと揚げたカツを添えたカレー南蛮そば。寒い日にたまらないアツアツの逸品です。

◆そば処 紅花
住所：名寄市西4条南4丁目 紅花会館 1F
TEL：01654-3-3553
営業時間：昼11:00～15:00（LO14:30）、夜17:00～20:00（LO19:30）
定休日：不定休
公式サイト：https://soba.benibana-nayoro.com/

【2日目】名寄でパウダースノー体験！夜は層雲峡氷瀑まつりへ！

大人気！厳冬の絶景とパウダースノーで、名寄市の魅力を体感する！
2日目の午前中は、豪雪＆厳冬のまち・名寄市ならではのアクティビティに参加してみてはいかがですか？
イチオシは、雪質日本一を誇るサラサラのパウダースノーと、ダイナミックな樹氷を楽しむ「パウダースノーサファリ♪」です。

プロのスノーモービルドライバーがガイドするので、初心者でも安心。普段は立ち入れない雪深い林道や雪原を走り、標高987.1mのピヤシリ山の頂を目指します。

山頂では、稀少な植物の群落が氷雪をまとった巨大な樹氷「スノーモンスター」を見ることも！ その美しさは息をのむほどです。

◆パウダースノーサファリ♪
開催期間：2026年1月3日（土）～3月10日（火）
所要時間：約3時間（準備時間を含む）
集合場所：なよろピヤシリスキー場（なよろ温泉サンピラーホテル1階ロビー）
集合時間：9:30 ※左記以外も対応可能
受付人数：1～10名
利用料：1名2万2000円（保険代、ネックウォーマー・電熱グローブ・ヘルメット・ゴーグル貸出料を含む） ※別途料金でスキーウエア、スノーブーツのレンタル有
お問い合わせ先：01654-9-6711（なよろ観光まちづくり協会）
予約サイト：https://nayoro-tourism.com/

寒締めホウレンソウを収穫体験！ランチには採れたて野菜であったか鍋料理！
小さいお子さまと一緒に楽しむなら、「雪遊びと寒締めホウレンソウ収穫体験」をどうぞ。

ここで収穫するのは、「星空雪見法蓮草」。凍てつく名寄市の寒さに耐え、星空と雪を見つめながら育った、高級ホウレンソウです。
特に1月に収穫するものは、夏の2倍以上の日数をかけて栽培しているため、葉は厚く、根の旨みと甘みが濃くてとっても美味！

その美味しさを実際に味わってもらおうと、収穫体験後に寒締めホウレンソウのしゃぶしゃぶを食べられる「収穫ランチコース」も用意。
採れたてのホウレンソウを、名寄市のブランド豚「ひまわり畑ポーク」などと一緒に堪能できる、ここだけの冬体験です。

◆雪遊びと寒締めホウレンソウ収穫体験
開催期間：2025年12月下旬～2026年2月上旬
所要時間：収穫コース10:00～12:00の間の30分間（収穫体験、ホウレンソウ1袋付き）、収穫ランチコース10:00～13:00の間の90分間（収穫体験、しゃぶしゃぶランチ付き） ※詳細については別途連絡
集合場所：名寄市東1条南7丁目1-10（駅前交流プラザよろーな1階観光案内所）
受付人数：4～10名
利用料：収穫コース 1名2000円、収穫ランチコース 小学生以上1名5600円、未就学児1名3000円
お問い合わせ先：01654-9-6711（なよろ観光まちづくり協会）
予約サイト：https://nayoro-tourism.com/

次に向かうのは「上川町層雲峡」。幻想的な氷のイベント「氷瀑まつり」を見に行く！
名寄市のグルメとアクティビティを楽しんだ後は、車窓を流れる雪景色を眺めながら、大雪山のふもと・上川町層雲峡（そううんきょう）へ。

名寄から旭川駅行きのバス・名寄線に乗って約2時間50分。そこから層雲峡行きのバスに乗ること約2時間。長旅のお目当ては、氷と光がつくり出す道内屈指の冬のイベント「層雲峡温泉氷瀑まつり」！
＜お急ぎの場合は、名寄駅から旭川行きのJR快速で約1時間、永山駅で下車（1800円）。駅から徒歩5分のところにあるバス停・永山2条19丁目から層雲峡行きのバスに乗ること約1時間20分で到着＞

石狩川の河川敷に、氷の造形物や滑り台などがつくられ、夜には色とりどりにライトアップ。昼間とは異なる幻想的な風景が、半世紀以上にわたり多くの人を魅了し続けています。

大小約30基の氷像の中には、高さ約10mの氷の建造物、氷のトンネル、氷でできた神社「氷瀑神社」など、見どころが盛りだくさん。迫力ある氷のアートに圧倒されつつ、1つとして同じものがないさまざまな氷の表情に、自然の偉大さを感じずにはいられません。

また、氷のステージではアイヌ民族舞踏や太鼓演奏などの催し物を開催。毎晩20時30分には花火も打ち上がり、極寒の夜空に大きな華を添えます。

◆層雲峡温泉氷瀑まつり
開催期間：2026年1月24日（土）～3月8日（日）
会場：上川町層雲峡温泉（特設会場）
開催時間：17:00～21:30（土曜・日曜・祝日は11:00～21:30）※最終入場は21:15
料金：1人1000円（協力金）
お問い合わせ先：01658-2-1811（層雲峡観光協会 平日8:30～17:30）、01658-5-3350（層雲峡観光協会案内所 10:30～17:00）、01658-5-3000（氷瀑まつり会場 開催期間中の17:00～21:30）
公式サイト：https://sounkyo.net/hyoubaku/

ゆっくり温泉で、アクティブに動いた2日目を締めくくる
イベントの後は、温泉で疲れた体を癒しましょう。

層雲峡温泉は大雪山国立公園内にある、年間200万人が訪れる道北最大の温泉郷。断崖絶壁の峡谷に囲まれており、欧米の山岳リゾートのような雰囲気が魅力です。

大自然を愛でながら、自慢の名湯にのんびり浸かり、ほっと一息。次の旅への英気を養いましょう。

◆層雲峡温泉
住所：上川町層雲峡温泉
お問い合わせ先：01658-2-1811（層雲峡観光協会）
泉質：炭酸水素塩泉、硫黄泉、単純温泉
公式サイト：https://sounkyo.net/