胃袋がいくつあっても足りない!
「2025さっぽろオータムフェスト」で味わう北海道の秋
【現地レポ】

胃袋がいくつあっても足りない!
「2025さっぽろオータムフェスト」で味わう北海道の秋
【現地レポ】

2025.10.02

札幌・大通公園にて、のべ300店舗におよぶ北海道の絶品グルメが大集結する「2025さっぽろオータムフェスト」が2025年9月12日よりスタート!そこでDOたびスタッフが初日の会場に潜入。魅力いっぱいのイベントの様子をご紹介します!

※本記事は2025年9月時点の情報です。ご来場の際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

まずは11丁目へ!お目当てのシェフの味と産地直送野菜をゲット

夏の名残の暑さを感じつつも、見上げた空が少し遠く感じた9月12日、札幌・大通公園にて「2025さっぽろオータムフェスト」が初日を迎えました。

同イベントは、3週間にわたり北海道各地の名店・名物、のべ300店舗が軒を連ねる、全国でも類を見ない大規模グルメイベント。道内外から200万人以上が訪れます。

▲大通西4丁目から11丁目が北海道グルメで埋め尽くされる

まず向かったのは、11丁目会場「PRECIOUS TABLE(プレシャス テーブル)」。
以前、DOたびでご紹介した、清里町・しのだファームの野菜と、それを活かした料理などを提供する会場です。

しのだファームのこだわり野菜とシェフをつないだAIRDOの取り組みについてはこちら

▲PRECIOUS TABLE
▲AIRDOの客室乗務員もお手伝いに

北海道応援ブースではAIRDOの社員が、しのだファームの野菜などを販売。

「タイミングを逃すと買いそびれる」という事前情報を得ていたので、すぐさま「白いとうもろこし ピュアホワイト」「こだわりながいも」「雪室熟成2年目スノーマーチ」を購入。これらは翌日の食卓に並び、美味しくいただきました。

▲事前情報どおり、朝10時のオープンとともにお客様がぞくぞくと来店
▲白いとうもろこし ピュアホワイト

特に一番人気は、糖度17度以上の「白いとうもろこし ピュアホワイト」だったとのこと。
フルーツのようなみずみずしさと甘さという味わいに加え、イベント限定の特別価格もあいまって、お昼ごろにはほぼ完売したそう。

そして、11丁目会場といえば、「さっぽろ シェフズ キッチン」も見逃せません!

▲13名のシェフたちの味を日替わりで楽しめる

「さっぽろ シェフズ キッチン」とは、札幌を代表する名店のシェフ13名が日替わりで登場し、さっぽろオータムフェストだけの特別メニューを提供する、大人気コーナーです。

▲さっぽろ シェフズ キッチン

イベント初日は、札幌大通りで本格イタリアンを提供する「Semina(セミーナ)」さんが登場。
人気店の味を楽しめると、朝10時のオープン前からすでに長蛇の列!

さっぽろシェフズキッチン参加に向けてのSemina・田中寿史シェフのインタビューはこちら

メニューは、しのだファームのこだわりながいもを使った「喜茂別チーズ工房タカラチーズと清里産長芋のフリーコ」など全5品。

▲前菜盛り合わせ

そこで注文したのは、1皿でいくつもの味を楽しめる「前菜盛り合わせ」です。

玉ネギの甘さと香ばしさが口に広がる「空知黄たまねぎのタルト」。
繊細な肉の味わいと山ワサビが絶妙な「恵庭産黒豚のプロシュットコットと山わさび」。
ビロードのようななめらかさのポタージュスープ「由仁コーンのベルタータ」。
北海道産小麦を使った「自家製ブリオッシュ」。

シェフの想いがこもったこれらの料理を、秋空の下、ワインを飲みながら味わう──お店ではなかなか体験できない、開放感に満ちた至極のひとときでした。

さて、次はどうする?テーマの決まった会場をめぐる

11丁目会場を後にし、「もっとお肉が食べたい!」ということで──

▲牛、豚、鶏、羊が大集合!

10丁目会場「お肉じゅっ丁目」へ。さまざまな肉料理がずらり! 何を食べようか、しばし看板前で検討タイム。

▲前菜でエンジンがかかり、思わずわんぱくハンバーガーを注文

ジンギスカン、ザンギ、ステーキ、焼き鳥などなど。あちこちのブースから漂う、肉の焼ける香りがさらに迷宮へと誘います。

程よく胃袋が満たされたものの、もう少し何かつまみたい──

そんなことを思いながら、ブラック・スライド・マントラで遊ぶ子どもたちを横目に、8丁目会場「さっぽろ大通ほっかいどう市場」へ。

▲さっぽろ大通ほっかいどう市場

ここは、北海道各地の特産品などが約70ブース出店する会場。
魚介類、農産物、乳製品など、各地が誇るふるさとの味を楽しめます。

▲新鮮な海産物を目の前で調理
▲入れ替え出店なので、訪れるときによって新しい出会いがある

あれもいいな、これもいいなと迷いながら歩いていたら、いつの間にか7丁目会場「大通公園7丁目BAR」に。

▲大通公園7丁目BAR
▲クラフトビールはラベルを眺めているだけでも楽しい
左:ノースアイランドビール ヴァイツェン1400円
右:流氷ドラフト 1000円

とにかく、お酒の品ぞろえにびっくり!
北海道産のワイン、シードル、日本酒、焼酎などなど。
この日は気温が高かったので、キンキンに冷えたビールをチョイス。
お昼に飲むビールって、どうしてこんなに美味しいんでしょう♪

ちなみに、お酒選びに迷ったときは、「北海道のお酒インフォメーション」へ。各お酒の特徴を知ることができるので、好みの1杯が見つかるはずです。

▲「北海道のお酒インフォメーション」は会場の6丁目側・南にある

お酒が入って気持ちよくなったころ、時刻はちょうどお昼時。
不思議なもので、午前中に食べたものはどこへやら。気分はランチモード。

そこで向かったのは、5丁目会場「北海道 BAKU BAKU PARK」。
数店舗のカレーを「あいがけ」で食べられるという、夢のようなコーナー「札幌カリーキングダム2025」を目指します。

▲札幌カリーキングダム2025

同コーナーはチケット制なので、まずは券売所にて「カレー2種セット(1350円)」の食券を購入。
そして、ブース右端で食券とライスを交換してから、好きなカレー店へGO!

▲カレー2種セット
左:E-ito Curryの「北海道産豚角煮のジンジャーカレー」
右:チャンドリカの「札幌黄を使ったスリランカキチンカレー」

カレーはカップで提供してくれるので、最初はそれぞれのカレーを堪能。

続いて「あいがけ」にして、それぞれのカレーを混ぜて楽しみました。
少しずつ混ぜ合わせて自分だけの味をつくり出していく過程は、まるでブレンダーになった気分。
これこそ、さっぽろオータムフェストでしか成し得ないスペシャルな食の体験です!

▲自分好みにカスタマイズできるのが楽しい

ちょっとひと息。木陰が心地よい穴場スポット

お腹も心も満たされ、でも、まだお祭り気分に浸っていたいと、会場内を散策していたら──

6丁目会場「食と音楽 奏デリシャス!」には木陰が多いことを発見。
土日祝の夕方から音楽ステージが開催される会場ですが、日中は陽ざしが気になるときの休憩場所に最適。木漏れ日と秋風がなんとも心地いいんです。

▲食と音楽 奏デリシャス

新しい発見も!新設の立ち飲みカウンターで情報収集

最後に、4丁目会場「IN4(インフォ)スクエア」に立ち寄り、改めてイベント情報を確認。
今年から、各会場の情報はもちろん、札幌の観光情報も収集できる立ち飲みカウンター「IN4屋台」も設置されているので、次回は4丁目会場からスタートし、スイーツ祭りと決め込んでみようと思いました。

▲個性あふれる和洋のスイーツにワクワクが止まらない
・パフェ、珈琲、酒、佐藤の「くまフルーツ 650円」
・ぽたぽたいちごの「いちご大福串 各420円」

まだまだ楽しみが尽きない、「2025さっぽろオータムフェスト」。
札幌を訪れた際は、それぞれの食欲の秋を見つけてみてはいかがですか?

<DATA>
2025さっぽろオータムフェスト
会場:大通公園(札幌市中央区大通西4丁目~8丁目、10丁目、11丁目)
会期:2025年9月12日(金)~10月4日(土)
時間:10:00~20:30(LO20:00)
電話:011-281-6400(さっぽろオータムフェスト実行委員会事務局)
公式サイト:https://www.sapporo.travel/autumnfest/

※価格はすべて税込です。
※本記事は2025年9月時点の情報です。ご来場の際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

企画・制作:株式会社monomode

取材・編集:宮本 育

撮影:須田守政(FIXE)

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