大自然を体感できる原始の森の一軒宿
周囲には清流と植生豊かな森林が広がり、新緑や紅葉、雪景色など季節ごとにさまざまな味わいがある
町の総面積の約86%を森林が占める、北海道津別町。『ランプの宿 森つべつ』は、阿寒摩周国立公園に隣接する原生林の中にひっそりと建つ温泉宿だ。周辺一帯に広がる「ノンノの森(町民の森自然公園)」は、森林浴効果が実証された「森林セラピー基地®」に認定されており、森林セラピストによる散策ガイドのほか、木々の葉が落ちる晩秋から冬はバードウォッチングにも最適。運が良ければ、エゾシカやキタキツネなどの野生動物を屋内からも見ることができる。
清流のほかには、風音と野鳥のさえずりしか聞こえない―――。自然の静けさと、森の住人たちとの出会いを楽しめる宿だ。
国内では北海道にしか生息していないイタチ科のエゾクロテン。彼らが目の前までやって来るチャンスもある
宿から車で約15分の津別峠は、屈斜路湖の雲海が見られる絶景ポイント。同宿では10月末まで送迎付きツアーを開催
Hotel Data

奥屈斜路温泉 ランプの宿 森つべつ
- 北海道網走郡津別町字上里738番地
女満別空港から車で約1時間 - 0152-76-3333
- 1泊1名2食付12200円~(税込)※入湯税別途150円
文/関ひとみ
2017年9月号 AIRDO機内誌「rapora」掲載
※情報は2017年7月現在の内容です