也英と晴道のあの名シーンを探しに――
Netflix『First Love 初恋』札幌ロケ地巡り(1)

也英と晴道のあの名シーンを探しに――
Netflix『First Love 初恋』札幌ロケ地巡り(1)

2026.7.2

満島ひかりと佐藤健がダブル主演を務めたNetflixドラマシリーズ『First Love 初恋』は、宇多田ヒカルの名曲『First Love』(1999年)と『初恋』(2018年)にインスパイアされ、20余年にわたる忘れられない"初恋"を壮大なスケールで描いたラブストーリーです。悲しい事故によって運命に翻弄され、別々の道を歩むことになった野口也英(満島ひかり)と並木晴道(佐藤健)。かつて愛し合った2人が、札幌で偶然の再会を果たし、止まっていた記憶と時間が再び動き出す様子を、切なくも鮮やかに映し出しています。

そして、この物語をより切なく美しく彩っているのが、どこか懐かしく、透き通るような札幌の街並みや風景です。本作品は、札幌市内の多くの事業者や市民が関わって制作されました。今回は、制作を陰で支えた「札幌フィルムコミッション」担当の一般財団法人さっぽろ産業振興財団クリエイティブ産業振興課の李嘉兒さんに、作品の世界観にどっぷりと浸れるおすすめのロケスポットを挙げてもらいました。

▲右から一般財団法人さっぽろ産業振興財団クリエイティブ産業振興課長の福田裕一さん、同課係長の李嘉兒さん、同課の芳賀優菜さん。同財団が入る札幌市産業振興センターの2階には、札幌フィルムコミッションが関わった作品の監督や出演者のサインが飾られています

※本記事は2026年3月時点の情報です。おでかけの際には各公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
※価格はすべて税込みです。

道産食材のパンケーキが大人気!「Sapporo Pancake Last MINT」

▲アメリカの古いダイナーをイメージしたポップな店内。床のミントグリーンのタイルは、職人さんが1枚1枚手打ちしたそう

第1話で晴道と妹の優雨(美波)、晴道が溺愛する姪の愛瑠(新津ちせ)が訪れた、ミントグリーンの内装がおしゃれなカフェ。作中に登場する色鮮やかなミントアイスやイチゴのパフェはとてもおいしそうでしたね。当時はパンケーキとパフェを同じ店内で提供していましたが、現在は1階の「Sapporoパフェ専門店 PENNY」でパフェを、2階の「Sapporo Pancake Last MINT」にてパンケーキを提供中。なお、作品に登場する「ミントパフェ」は、現在2階の「Sapporo Pancake Last MINT」にて味わうことができます※。作品の世界観そのままのパフェを味わいながら、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

※2026年3月時点。今後(時期未定)は1階「Sapporoパフェ専門店 PENNY」での提供に変更される予定です。また、メニューは仕様変更の場合があります。

▲さわやかなミントゼリーとミントアイス、ベリーチーズクリームとチョコクッキーを重ねたオリジナルパフェ「Last MINTのミントパフェ」1350円
▲晴道たちが座った席。テーブルは撮影時と変わっていますが、ソファなどはそのまま

そしてココに来たらやっぱり、パンケーキも見逃せません。小麦や生クリーム、バターなどはすべて道産という厳選素材の焼き立てパンケーキは、驚きのふわもち食感。シンプルに素材の味を引き出した「プレミアムシリーズ」や、もりもりトッピングの「スタンダードシリーズ」など、多彩なパンケーキが楽しめます。パフェと一緒にぜひ味わってみて。

▲塩気の効いた3種類のナッツとヘーゼルナッツ風味の生クリームがたっぷりのる「サッポロパンケーキ」レギュラー(パンケーキ4枚)1450円は、開店当初からの看板メニュー
▲1本分のバナナとチョコジェラート、生クリームがモリモリな「バナナチョコパンケーキ」レギュラー(パンケーキ4枚)1800円
▲ビル2階の入口。混雑時用の待ちスペースも用意

【李さんコメント】
店名「ミント」の通り、店内はミントカラーで統一されています。撮影では監督の色彩へのこだわりから、役者以外のボランティアエキストラ全員がピンク色の衣装で出演し、鮮やかなコントラストが印象的なシーンとなりました。

<DATA>
Sapporo Pancake Last MINT
住所:札幌市中央区南2条西3丁目12-2 トミイビルNo.37-2F(シャワー通り)
TEL:050-3116-4124(予約)、011-211-5939(お問い合わせ専用)
営業時間:11:00~19:00(LO18:30)
定休日:不定休
公式サイト:https://ffc-mint.com/mint/

也英と綴が待ち合わせた「札幌市電」西4丁目停留場周辺

▲百貨店など大型商業施設が立ち並ぶ、まさに大通エリアの中心地

也英とその愛息の綴(荒木飛羽)の待ち合わせ場所として作中に登場したのが、札幌市電の西4丁目停留場付近です。息子との時間を楽しみに待っている也英のイキイキとした表情と、思春期を迎え少しつれない綴という、何気なくもさまざまな思いが沸き上がる素敵なシーンとなっていました。

▲綴が歩いていたスクランブル交差点
▲作中に差し込まれていた信号と住所表記の看板
▲立ち並ぶビルと市電の電線のカットも作中に使われていました
▲綴が也英と会うために乗ってきた市電
▲撮影時はバックに4丁目プラザ(4プラ)が映っていましたが、現在は「4PLA 札幌4丁目プレイス」に

【李さんコメント】
撮影は西4丁目停留場付近とその交差点で行われ、3日間で100名以上のボランティアエキストラの協力を得て実施しました。これまでにも数多くの映画やドラマの舞台となっており、札幌を象徴するランドマークのひとつです。

<DATA>
「札幌市電」西4丁目停留場周辺
住所:札幌市中央区南1条西4丁目周辺

旺太郎の優しさと胸熱メッセージにジーン...!「大通バスセンター」

▲旺太郎から也英へ熱いエールが送られたシーンは、路線バスの待合で撮影

也英と旺太郎(濱田岳)の印象的なシーンに使われた「大通バスセンター」。傷つくことを恐れ、自分に思いに正直になれない也英の背中を力強く押す、旺太郎の熱い言葉に涙した人も多いのでは。作中に登場した場所は、地下1階の路線バスのりば。開業から50年というレトロ感ある建物の雰囲気や蛍光灯の明かりが、名シーンにぴったりとはまっていました。

▲旺太郎のワンショットでは、背後に「札苗線」の電光掲示板が映っていました
▲也英のワンショットは、地下通路へと降りる階段前で撮影

【李さんコメント】
1975年開業の札幌中心部のバスターミナル。昭和の面影を残すレトロな地下空間が監督を魅了したロケ地です。バス運行終了後の深夜に貸し切り撮影を行い、静寂の中で也英と旺太郎の印象的なシーンが生まれました。

<DATA>
大通バスセンター
住所:札幌市中央区南1条東1〜2丁目
営業時間:5:50~23:20
定休日:なし

作品の世界に浸れるロケスポット巡り、いかがでしたでしょうか? 今回は大通エリアを中心にご紹介しましたが、次記事ではすすきの・中島公園エリアのロケ地を巡っていきます!

企画・制作:株式会社monomode

取材・編集:宮川健二

撮影:亀畑清隆

一覧に戻る