也英と晴道のあの名シーンを探しに――Netflix『First Love 初恋』札幌ロケ地巡り(2)
也英と晴道のあの名シーンを探しに――
Netflix『First Love 初恋』札幌ロケ地巡り(2)
2026.7.2
青春の輝きに満ちた1990年代後半、人生が大きく変わりだした2000年代、そして現代の3つの時間が交差する"初恋"を巡る物語が、宇多田ヒカルの珠玉のラブソングと相まって観る者の胸を打つ『First Love 初恋』。自然と涙がこぼれてくるはかなく切ないストーリーと北海道ならではの映像美は、国内はもちろん海外でも高い評価を得ました。そんな名作の舞台となった札幌のおすすめのロケ地を、前回に引き続き「札幌フィルムコミッション」担当の一般財団法人さっぽろ産業振興財団クリエイティブ産業振興課の李嘉兒さんにピックアップしてもらいました!
※本記事は2026年3月時点の情報です。おでかけの際には各公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
※価格はすべて税込みです。
也英がエビ焼きを頬張った「炉ばた焼 ウタリ」
第2話で也英(満島ひかり)と旺太郎(濱田岳)が訪れた「炉ばた焼 ウタリ」は、1954年創業の札幌で最も歴史ある炉端焼き店です。開店時からの雰囲気を残す"THE昭和"な空間で、樹齢1000年以上というエゾマツの大囲炉裏で焼き上げる魚介や野菜が堪能できます。作中では、也英がおいしそうにエビ焼きを食べていましたね。看板メニューは、炉の上で軽く干して程よく水分を飛ばし、旨味を凝縮させた「ほっけ」。越冬ジャガイモのじゃがバターも絶品で、オリジナルの日本酒「神威岬」を片手に至福の時間を過ごせます。
【李さんコメント】
樹齢1000年以上の巨大エゾマツの大囲炉裏で、北海道産の新鮮な魚介や野菜を目の前で焼き上げる名店です。北海道らしさと臨場感あふれる食事シーンが撮影されました。
<DATA>
炉ばた焼 ウタリ
住所:札幌市中央区南5条西5丁目
TEL:011-512-3570
営業時間:17:00~23:00(フードLO22:00、ドリンクLO22:30)
定休日:日曜、年末年始(祝日や連休時は要問い合わせ)
公式サイト:https://suginome.jp/shop/utari
札幌中心部の緑のオアシス「中島公園」
春の藤の花、夏の濃緑、秋の紅葉に冬の雪景色と、四季通じて豊かな自然と触れ合える「中島公園」。園内には、国指定重要文化財の貴重な建物「八窓庵」がある日本庭園や、明治初期の代表的な木造洋風建築「豊平館」などが点在し、自然はもちろん札幌の歴史も感じることができます。中島公園では、也英(満島ひかり)と晴道(佐藤健)が偶然出会うシーンや、恒美(夏帆)と鉢合わせするシーンなどを撮影。物語を展開させる重要な場面が撮影されました。
【李さんコメント】
3日間にわたり撮影が行われ、物語のクライマックスとなる重要なシーンが収められました。主人公たちが札幌市民のように散歩やランニングを楽しみ、芝生に寝転ぶ姿が印象的に描かれています。
<DATA>
中島公園
住所:札幌市中央区中島公園1
TEL:011-511-3924(中島公園管理事務所)
営業時間:散策は自由(管理事務所の電話対応は9:00~17:00)
定休日:無休(管理事務所は年末年始)
公式サイト:https://www.sapporo-park.or.jp/nakajima/
火星大接近の夜を過ごした「札幌市天文台」
中島公園内にある「札幌市天文台」は、1958年開設の歴史ある施設。レトロ感のあるかわいらしい小さな天文台で、作中では火星大接近の夜、也英と晴道がここの望遠鏡で一緒に火星を観望しました。公開時間内であれば予約なし、かつ無料で利用できる気軽さが魅力で、毎月5回程度夜間公開も実施。天文好きのスタッフによる星の解説も楽しいので、ぜひ足を運んでみては。
【李さんコメント】
天文台職員の立ち会いのもと深夜まで撮影を実施。撮影の合間には実際の望遠鏡でキャストやスタッフが星空を眺める場面も。夜は静かにたたずむ天文台ですが、撮影では美しくライトアップされ、幻想的でロマンチックな名シーンが生まれました。配信後は世界各地からファンが訪れる"聖地"となっています。
<DATA>
札幌市天文台
住所:札幌市中央区中島公園1-17
TEL:011-511-9624
営業時間:10:00~12:00、14:00~16:00(ほか月5回程度夜間公開日あり。公開日時は公式サイト参照)
定休日:月曜、火曜午後、祝日の翌日、年末年始
公式サイト:https://www.ssc.slp.or.jp/stargazing/sapporo_obs/
也英と晴道が朝焼けを眺めた「幌平橋」
中島公園と中の島地区を結ぶ「幌平橋」は、1927年に当時私費でかけられたという札幌市内でも歴史ある橋です。現在の橋は1995年竣工の4代目で、橋の上に展望アーチがかかる珍しい構造となっています。物語の中では、展望アーチの上で也英と晴道が語り合うシーンで使用。2人を照らす朝焼けがとても印象的でした。ちなみに展望アーチは冬期閉鎖となりますので、同じ構図の写真を撮るなら春~秋を狙いましょう。
【李さんコメント】
橋の上にアーチ橋が重なる特徴的な構造で、そのユニークな造形に監督も惹かれました。也英と晴道が朝焼けを見つめるシーンは、このアーチ状の橋で撮影され、市民にとっても馴染み深いスポットです。
<DATA>
幌平橋
住所:札幌市中央区南15条西1丁目~豊平区中の島1条1丁目
企画・制作:株式会社monomode
取材・編集:宮川健二
撮影:亀畑清隆

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