2024年1月に公開された大ヒット映画『ゴールデンカムイ』。続編となるドラマシリーズ版のWOWOWでの独占放送・配信が決定し、ふたたびブームが巻き起こりそうな予感です。そこで今回は、映画『ゴールデンカムイ』のロケ地のひとつであり、映画公開後から多くのファンが訪れる「野外博物館 北海道開拓の村」をご紹介。建造物めぐりの途中で出会ったさまざまな体験コーナーをレポートします！

※本記事は2024年6月時点の情報です。おでかけの際は公式サイトで最新情報をご確認ください。
※価格は税込みです。

貴重な体験ができるコーナーが盛りだくさん！

「北海道開拓の村」といえば、明治から昭和初期にかけて建築された貴重な建造物を見学できるところが魅力ですが、実はそれだけではありません。施設内にはたくさんのボランティアさんが常駐しており、皆さんと交流しながら、いにしえの文化に触れられる様々な「体験コーナー」を楽しむことができます。その一部をご紹介します！

馬車鉄道

旧札幌停車場前から旧ソーケシュオマベツ駅逓所前までの約700mを5分ほどかけて走る鉄道で、ゆっくりと流れる車窓の風景を眺めることができると大人気。馬車鉄道の運行は4月から11月までですが、冬は馬そりに！馬車鉄道とはまた違った雰囲気で、馬の力強さをダイレクトに感じることができます。

＜DATA＞
馬車鉄道・馬そり
運行期間：馬車鉄道：4月～11月まで毎日（休館日を除く）、馬そり：12月～3月の土曜・日曜・祝日（さっぽろ雪まつり期間は毎日運行） ※荒天・積雪状況などにより予告なしで運休する場合があります
乗車料金：250円、2歳以下無料 ※お支払いは現金のみ
運行時刻：30分間 ※詳しい時刻は公式サイトよりご確認ください

映画特設コーナー

馬車鉄道が走るメインストリート。

実はこちら、映画『ゴールデンカムイ』にて主人公・杉元佐一（山﨑賢人)が馬そりで引きずられるシーンの撮影場所！撮影当時は冬真っただ中の2月で、北海道開拓の村の職員さんや業者さんによって通りを除雪・圧雪し、そこを何度も往復して撮影が行なわれたそうです。山﨑さんご本人がスタントなしで挑んだ渾身のシーンは圧巻です。

そして、このシーンを体験できるコーナーがあるんです！

旧札幌停車場内の映画特設コーナには、撮影で実際に使用された馬そりのほか、役者さんのサインや衣装のはっぴも展示されています。

わら細工

旧納内屯田兵屋の隣にある、旧山田家養蚕板倉にて「わら細工（無料／夏期は毎日開催）」を体験できます。

わら草履やしめ縄など、わら細工の基本である、わらをなう（1本により合わせる）方法を教えていただけるのですが、言われたとおりに手のひらでわらをよっていくと縄状に！これが本当に楽しい！ そして、ボランティアさんとの会話や、わらの香りがなんとも落ち着きます。

まるで、親戚のお家に遊びに行ってお手伝いをしているかのような気分。どこか懐かしい気持ちになれます。

記念写真体験

岩見沢市で営業していた写真館を再現した「旧広瀬写真館」の中で、記念写真を撮ることができます。屋根がとても特徴的ですが、何のためにこのような屋根になっているかわかりますか？

正解は、自然光を取り入れるため。屋根に入っていた格子は、すりガラスをはめ込んだ窓で、照明とは違い、たっぷりの光がまんべんなく当たるので、「とても美しい仕上がりになる」とプロのカメラマンも絶賛するほど。ここにもボランティアさんが常駐しており、来館者のスマートフォンなどをお借りして、記念撮影のお手伝いをしてくれます（無料）。

ほかにも、活版印刷や染物のしおり作成、乳牛模型を用いた搾乳などの体験コーナーが施設内の随所にあるので、休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。現地の方とのふれあいと体験は、すてきな旅の思い出になるはずです。

北海道を舞台にした、一攫千金サバイバル

「連続ドラマＷ　ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」
WOWOWにて10月6日（日）午後10時より独占放送・配信スタート（全9話／第1話無料放送）

原作：野田サトル「ゴールデンカムイ」（集英社ヤングジャンプ コミックス刊）
監督：久保茂昭　片桐健滋　落合賢　佐藤洋輔
脚本：黒岩勉
音楽：やまだ豊　出羽良彰
アイヌ語・文化監修：中川裕　秋辺デボ
製作著作：WOWOW
制作プロダクション：CREDEUS
出演：
山﨑賢人　
山田杏奈　眞栄田郷敦　工藤阿須加　栁俊太郎　塩野瑛久 ／ 矢本悠馬
大谷亮平　高橋メアリージュン ／ 桜井ユキ　勝矢
中川大志 ・ 北村一輝
池内博之　木場勝己　大方斐紗子 ／ 井浦新
玉木宏 ・ 舘ひろし