SHIROの砂川本店でしか体験できない!味わえない! 限定品が目白押し「みんなの工場」(2)

SHIROの砂川本店でしか体験できない!味わえない!
限定品が目白押し「みんなの工場」(2)

2024.06.06

札幌市から車で約1時間。北海道中部に位置する砂川市に、道内外から多くの人々が訪れるスポットがあります。それは、限定品が発売されると瞬く間に完売となる、北海道発の大人気コスメティックブランド「SHIRO」の本店であり、製造拠点でもある「みんなの工場」です。今回は同施設に潜入し、SHIROの想いや魅力、ここでしか体験できない!買えない!味わえない!さまざまな限定アイテムをご紹介します!

※本記事は2024年4月時点の情報です。ご来場の際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

北海道砂川市にあるSHIROの製造拠点

働く人にも、遊ぶ人にも心地よい、みんなの居場所

「みんなの工場」は、製造工場のほか、ショップ、カフェ、ラウンジなども併設されている複合施設です。SHIROの魅力がぎゅっとつまった、いわば "SHIROテーマパーク" といったところ。随所に散りばめられた心躍る仕掛けにワクワクする期待感と、初めて訪れたとは思えないしっくりくる居心地の良さが共存する、ちょっと不思議な場所。

▲SHIROの魅力を余すところなく体感できる

「子どもも大人も、働く人も遊ぶ人も、動物も植物も、お互いが思いやりながら自由に過ごせる、みんなの居場所になってほしいと願って『みんなの工場』と名付けました」と話していただいたのは、事務局の笹木舞子さん。

▲頭上にはジャングルネットを張った、大人も遊べる「キッズスペース」
▲壁の黒板には自由にお絵描きもできてしまう
▲1300冊の本や雑誌が並ぶ「ラウンジ」と大テーブル

その願いのとおり、2023年のオープンから1年経った今、訪れた人々が思い思いのスタイルで過ごす、オアシスのような存在になっています。

SHIROの製品を生み出すのは、熱い想いと人の手

施設内で目を引くのは、製品がつくられる様子が見られる工場。取材にうかがったこの日は、SHIROのベストセラー商品「酒かす米ぬかシリーズ」の原材料を抽出するため、スタッフの皆さんが手作業で酒かすを搾っていました。

▲ガラス1枚を隔てた向こうが工場
▲手作業による仕上がりは機械では敵わないそう

日本酒も人力で搾ると、まろやかでふくよかな味わいになると言います。酒かすエキスを使った製品の肌なじみも、ほんのりと漂う甘酒のような香りも、余計な雑味を出さない「人の手」によって搾られたものだから。良い素材を選ぶだけでなく、素材が持つ力を最大限に引き出す手間も惜しまない。それはSHIROが長年守り続けていること。黙々と働くスタッフさんの姿から、素材の命とそれを育んだ生産者さんへのまごころともいえる、ものづくりへの情熱を垣間見ることができます。

世界にひとつだけの「マイフレグランス」をつくる

SHIROのものづくりを見学した後は、ショップ内にある「ブレンダーラボ」にて実際にものづくりを体験してみましょう。「みんなの工場」では、工場でフレグランス製品をつくるときと同じ工程で、世界にひとつだけの「マイフレグランス」をつくることができます。 本来はレシピに沿って1人でつくりますが、今回は特別にスタッフの秦 夏音さんに案内していただきながら挑戦です。

▲ショップスタッフ・秦 夏音さん

ボトルと香りのタイプを決める

早速、レシピ表に従って作業を開始。

▲「レシピ表」には作業の進め方がわかりやすく書かれている

ブレンドできる香料は、SHIROの定番フレグランスである「サボン」「ホワイトリリー」「ホワイトティー」「アールグレイ」「キンモクセイ」に、砂川限定の「フルーツブーケ」。さらに現在は発売していない過去の限定フレグランスから「ヴァーベナ」などの計8種類。

▲8種類の香りを自由に調香してつくる

どのような香りにするのか、その肝となるのが「ボトル(40mL・80mL)」と「香りのタイプ(オードパルファン・ボディコロン)」選びです。

「ボトルサイズと香りのタイプによってブレンドできる香料の量が異なります。例えば、40mLボトルのボディコロンを選ぶと2スポイト分の香料をブレンドできます。また、80mLボトルのオードパルファンなら8スポイト分を入れられるので、より複雑な香りをつくれるんです」と秦さん。

ここは中間を取って、4スポイト分を調合できる40mLボトルのオードパルファンを選びました。

香料を選ぶ・配合を決める

レシピ表の裏に書かれている香りの特徴を参考に、実際に香りを確認します。

▲ムエットを使って香りをチェック
▲試香石でラストノートも確認できる

いろいろ組み合わせを試して、配合を考えて、ここが一番の悩みどころ。そして、一番楽しいところ。

▲レシピ表に配合を記入

ここはやはり砂川限定の「フルーツブーケ」は外せません。「すっきりした香りにしたいならヴァーベナとホワイトティーですね」という秦さんのアドバイスに従い、それぞれ1スポイトずつ配合することに決定。どんな香りに仕上がるのか楽しみです。

ラベルづくり

香料選びが終わったら、今度はラベルづくり。

▲さまざまなカラーペンを使ってオリジナルラベルをつくろう

「ブレンダーラボではエシカルボトルを採用しています。これは製品をリニューアルして使えなくなった容器などを再利用したものです。ここにお客様がイラストを描いたラベルを貼ることで、ボトルも自分だけのマイボトルになるんです」と秦さん。

どの香料を何スポイト入れたのかを記入したり、北海道旅行の記念に「北海道」を描いたり、日付やメッセージを入れたり。その人にしか表現できない思い出が刻まれます。

香料・アルコールをボトルに入れる

いよいよボトル詰め作業です。

▲各香料をボトルに入れる
▲仕上げにアルコールを加える

スポイトやシリンダーを使ってしっかり量をはかり、調合していく様子はまるで理科実験のよう。小学生のとき、ドキドキしながらアルコールランプに火を灯した緊張感に少し似ているような、そんなノスタルジーに浸りながら、慎重に香料などを注ぎます。

完成

▲たった1つのマイフレグランスが完成

ポンプとキャップを締め、ラベルを貼って完成。出来立ての香りと、時間の経過によって香料同士が馴染んだ香り、それぞれの香りを楽しめるのも、マイフレグランスならではの魅力です。

ブレンダーラボ マイフレグランス
40mL 4180円/80mL 5170円 (※体験費・製品代込みの金額です)

「ベア・ドゥ」の生みの親・佐々木信さんがデザイン

「みんなの工場」を訪れたら、ぜひ手に取っていただきたいのが、ブレンダーラボでも登場した、砂川限定「フルーツブーケ」です。公式オンラインストアでも扱っていないため、まさに砂川でしか買えないアイテム。砂川で採れるハスカップやリンゴ、ブドウを中心に、フルーツをふんだんに使ったフローラル系で、甘さの中にさわやかさがある、初夏の北海道を思わせる香りです。

▲「フルーツブーケ」

デザインもこれまでのホワイトボトルとは異なる、イエローボトルを採用。そして、デザインを担当したのは、AIRDOの公式キャラクター「ベア・ドゥ」を生み出した、デザイナー・佐々木信さん。

▲ボディコロン、ハンド美容液、ヘアオイルはイラスト入り
▲佐々木さんは「SHIRO PAPER」でクリエイティブディレクターも担っている

フリーペーパー「SHIRO PAPER」やブレンダーラボのレシピ表、施設内のサインなども手掛けており、ベア・ドゥ同様、その愛らしさに魅了される人が急増中。SHIROの新たなアイコンとして定着しつつあります。

次記事では「みんなの工場」でしか味わえない絶品ピッツァを紹介します。
SHIROの砂川本店でしか体験できない!味わえない! 限定品が目白押し「みんなの工場」(3)

<DATA>
みんなの工場
住所:砂川市豊沼町54-1
TEL:0125-52-9646
営業時間:工場10:00~17:30、ショップ10:00~19:00(ブレンダーラボ最終受付18:30)、カフェ11:00~19:00(LO18:30)
定休日:不定休(工場は日曜・祝日)
公式サイト:https://factory.shiro-shiro.jp/

※価格はすべて税込です。
※ブレンダーラボやカフェの待ち時間は公式サイトにてご確認ください。
※本記事は2024年4月時点の情報です。ご来場の際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

企画・制作:株式会社monomode

取材・編集:宮本 育

撮影(※1):KeitaSawa

撮影(その他):須田守政(FIXE)

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