神秘の湖・摩周湖で心震える絶景と出合う
神秘の湖・摩周湖で心震える絶景と出合う
2026.9.10
北海道の東部、弟子屈(てしかが)町にある「摩周湖」は、日本最高峰の透明度を誇り、世界的に見ても極めて澄んだ水をたたえるカルデラ湖です。流れ入る川も流れ出る川もなく、外から不純物が一切入らないため、その湖水は吸い込まれそうなほど深い独特の青みを帯びています。"摩周ブルー"と称される神秘的な青さの湖は、その周囲を高さ約150~350mの急峻なカルデラ壁に囲まれており、湖面のそばまで降り立つことはできません。そのため、摩周湖を楽しむメインのアプローチは、異なる方角や標高に位置する展望台から奇跡の青を見下ろすことにあります。本記事では、神秘の湖・摩周湖の美しさと出合える3つの展望スポットをご紹介。摩周湖の深い青に出合う絶景巡りへとご案内します。
※本記事は2026年6月時点の情報です。おでかけの際は各公式サイトにて最新情報をご確認ください。
※価格はすべて税込みです。
摩周湖カムイテラスで絶景&名物ソフトを堪能
摩周湖の絶景巡りでまず訪ねたいのが、湖の南西端に位置する「摩周湖第一展望台」です。2022年にリニューアルオープンした新名所「摩周湖カムイテラス」が併設されており、よりプレミアムで快適な絶景体験が可能となりました。
カムイテラス最大の自慢は、湖に向かってせり出すように設計された、開放的な屋上テラスです。目の前を遮るものが何もないデッキにソファシートやカウンター席が配され、贅沢なくつろぎの時間を過ごすことができます。天気の良い日には、深く澄み渡った「摩周ブルー」の湖面、そこにポツリと浮かぶ「カムイシュ島(中島)」、そして右手にそびえ立つ雄大な「摩周岳(カムイヌプリ)」が織りなす素晴らしい景観を、正面からじっくり眺めることができます。さらに夜間には、摩周湖の上にまたたく満天の星を楽しむことも! 周囲に人工の明かりがまったくないため、まさに降り注ぐような星空を観賞することができます。ちなみに摩周湖は、霧の日が多い「霧の摩周湖」のイメージがありますが、実際のところ霧が発生するのは夏がメインで、春・秋・冬の発生はそれほど多くないのだとか。
さて、摩周湖カムイテラスに来たら絶対に外せないのが、飲食ブースで販売している名物「摩周ブルーソフト」です。摩周湖の澄んだ青をイメージしたラムネ風味のミルクヨーグルト味のソフトクリームで、ミルクのコクとラムネの爽やかさが絶妙にマッチ。見た目の美しさだけでなく味も抜群です。摩周ブルーソフトとバニラのミックス「摩周霧ソフト」も人気で、摩周湖をバックにその二つを手に掲げて記念撮影をすれば、SNS映え間違いなしです。
さらに屋内には、大きなガラス窓から絶景を眺められる「摩周湖ラウンジ」があり、弟子屈町産の大豆「ユキホマレ」を原料としたノンカフェインのコーヒーなどを片手に、ゆったり過ごすことも。ショップには地元弟子屈町のブランドいちご「摩周ルビー」を使ったスイーツなど特産品がずらりと並び、おみやげ探しも楽しめます。
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摩周湖カムイテラス
住所:川上郡弟子屈町摩周湖第一展望台
TEL:015-482-1530
営業時間:8:30~17:00
定休日:不定休、年末年始
公式サイト:https://mashuko-iozan.jp/mashuko-kamui-terrace
摩周湖第三展望台からの湖もチェック!
摩周湖第一展望台(摩周湖カムイテラス)から外輪山の道路を車で北上すること約5分、次なる絶景スポットとして必ず立ち寄ってほしいのが「摩周湖第三展望台」です。「なぜ第二展望台はないの?」と不思議に思われるかもしれませんが、かつて存在した第二展望台は落石などの危険から閉鎖されており、現在は第一と第三が湖西側のメインの展望台となっています。
この第三展望台の魅力は、標高およそ670mと摩周湖の展望台の中でもっとも高所にあること。高い位置から湖を見下ろす形になるため、吸い込まれそうなほどのダイナミックな高低差と、切り立ったカルデラ壁の雄大な姿がより生々しく目の前に迫ってきます。眼下に広がる摩周ブルーの美しさもさらに深く、まるで神秘的な深い青を覗き込んでいるかのような、程よいスリルと大きな圧倒感を堪能できます。
さらに第三展望台を訪れる醍醐味は、摩周湖とは反対側の西側パノラマです。そこにはカルデラ湖として日本最大の「屈斜路湖(くっしゃろこ)」や、噴気の上がる荒々しい火山「硫黄山(アトサヌプリ)」、そして緑豊かな平野が180度の大パノラマで広がっています。ここ1か所で、摩周湖・屈斜路湖・硫黄山を見渡すことができる、とても貴重なビュースポットなのです。
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摩周湖第三展望台
住所:川上郡弟子屈町弟子屈原野
定休日:11月上旬~4月中旬は冬期通行止めのため閉鎖
最後は足を延ばして裏摩周展望台へ
摩周湖西側のふたつの展望台(第一・第三)を巡った後は、ぜひ湖の反対側(東側)にも足を延ばしてみましょう。清里町と中標津町の境界付近、深い森の奥深くにひっそりとたたずむのが「裏摩周展望台」です。西側の展望台からは湖を大きく迂回して向かうことになるため、ちょっとハードルは高いですが、訪ねる価値ありの絶景が待っています。
裏摩周展望台の最大の特徴は、標高が約585mと、西側の展望台よりも低い位置にあること。湖面がぐっと近くに感じられ、第一・第三展望台とはまた違う美しさの摩周湖を堪能できます。他の展望台に比べて訪れる人が少ないため、静寂の中でじっくり景色を楽しめるのも魅力。さらに、もうひとつの利点は「霧」の影響を受けにくいことです。第一・第三展望台に比べて霧の発生率が低いため、西側展望台が霧に包まれている日でも、こちらに来れば湖面がひっそりと姿を見せてくれることが多々あります。
近くには摩周湖の伏流水が湧き出ているという言い伝えがある「神の子池」があり、裏摩周展望台とセットで訪ねるのもおすすめ。底までくっきり見えるほど澄んだ青い水、化石のような倒木が織り成す、幻想的な景観が楽しめます。
さまざまな過ごし方ができる「摩周湖第一展望台(摩周湖カムイテラス)」、湖に吸い込まれそうな絶景が広がる「摩周湖第三展望台」、静寂の中で湖と向き合える「裏摩周展望台」。その3か所を巡ることで、より「摩周ブルー」の美しさを感じることができます。季節や時間によってエメラルド、コバルト、サファイアと姿を変える青のグラデーションは、まさに水の神秘が創り出す芸術作品。摩周湖展望台巡りで、感動の絶景を満喫しましょう!
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裏摩周展望台
住所:斜里郡清里町国有林内
定休日:11月上旬~4月中旬は冬期通行止めのため閉鎖
公式サイト:https://www.kiyosatokankou.com/uramashuu.html
神の子池
住所:斜里郡清里町字清泉
公式サイト:https://www.kiyosatokankou.com/kaminokoike.html
企画・制作:株式会社monomode
取材・編集:宮川健二
撮影:亀畑清隆

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