『ONE PIECE』
尾田栄一郎氏×GLAYの夢のコラボ!
函館「GLAYマンホール」の設置箇所を
すべて紹介します
『ONE PIECE』尾田栄一郎氏×GLAYの夢のコラボ!
函館「GLAYマンホール」の設置箇所をすべて紹介します
2025.07.11

2024年にデビュー30周年を迎えた函館出身の国民的ロックバンド・GLAY。いつも地元・函館への愛を公言しているGLAYメンバーたちですが、そんな彼らをモチーフにしたマンホールが函館市内に設置されていること、ご存知でしたか? しかも、そのマンホールをデザインしたのは、こちらも国民的マンガ『ONE PIECE』の作者の尾田栄一郎氏! もう絶対カッコイイことは確定なのですが、実際どんな絵柄で、どんな場所に設置されているのか。路面設置の5箇所と、屋内の記念設置の3箇所、すべて巡ってきました。

※本記事は2025年6月時点の情報です。おでかけの際には各公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
JR函館駅前の「TERU」マンホール

さて、GLAYマンホールを巡る前に、まずは設置までの経緯をご紹介しておきましょう。このマンホールは昨年(2024年)、函館市排水設備指定業者協同組合の設立50周年を記念して、同組合から函館市に寄贈されたものです。同組合は下水道の維持・修繕工事を請け負う地域の事業者の組織で、下水道のイメージアップや函館の観光振興を目的に企画されたそう。まずは2024年11月に、メンバー4人の集合デザインを市内3箇所に記念設置。2025年3月から、個人デザイン4点と集合デザイン1点を、市内5箇所に路面設置しています。ということで、まずはJR函館駅前にあるボーカル・TERUのマンホールを探しに行くことに。

国道側から駅に向かって歩いていくと、一角だけ妙にコンクリートがきれいなところが。近づいてみると......、発見!

©尾田栄一郎
設置場所はJR函館駅中央口の赤い人型モニュメント付近で、駅前バスターミナルの1番のりばを目印にすると、探しやすいかも。

金森赤レンガ倉庫群周辺の「JIRO」マンホール
お次は、ベースのJIROのマンホールを探しに行きます。場所は、函館屈指の観光スポット、金森赤レンガ倉庫の近く。大型おみやげ店・函館西波止場の裏手にある広場です。その広場内にある新島襄の像と函館西波止場の建物の間に、ありました!

©尾田栄一郎


緑の島の「TAKURO」マンホール
続いて、「JIRO」マンホールから徒歩10分ほどの緑の島にある、GLAYのリーダー兼ギタリスト「TAKURO」のマンホールに向かいます。緑の島とは、函館港に浮かぶ約8ヘクタールほどの人工島。2013年と2018年にはここでGLAYライブが開催され、それぞれ5万人を動員しました。

「TAKURO」マンホールが設置されているのは、島の南東角にある時計台広場のヨットハーバー近く。それほど広くないので、きっとすぐ見つけられるはずです。

©尾田栄一郎

はこだてグリーンプラザの「HISASHI」マンホール
個人バージョンのラストを飾るのは、ギタリスト「HISASHI」のマンホールです。設置されているのは、函館駅前・大門地区にある市民の憩いの広場・はこだてグリーンプラザ。その、函館駅へ向かって電車通りを挟んだ右側、イチイの木の近くにあります。



©尾田栄一郎
集合デザインは五稜郭タワー前に
メンバー4人の個人デザインはここまで。気になる集合デザインも探しに行きましょう。集合デザインのマンホールがあるのは、こちらも観光名所として名高い五稜郭タワーのすぐ前。

五稜郭タワー正面入口前の歩道に、メンバー4人の集合デザインマンホールが設置されています。ここも分かりやすいので、すぐに見つけられるはず。ただ人通りが多いので、撮影や鑑賞の際は、通行人の邪魔にならないよう注意しましょう。

©尾田栄一郎

記念設置の3箇所もチェック!
では最後に、集合デザインが展示されている記念設置の3箇所をまとめてご紹介しましょう。まずは、GLAYライブの会場として使われた「函館アリーナ」(函館市湯川町1丁目32-2)。1階ホールのガラス張りの展示スペースで、GLAY関係の記念品と一緒に飾られています。

©尾田栄一郎

続いて、「函館市地域交流まちづくりセンター」(函館市末広町4-19)へ。正面玄関から入って、左手奥へ進んだ先の階段の横に、GLAYマンホールが展示されています。


もちろん、GLAYのオフィシャルショップでありファンの聖地「G4 Space」(函館市松風町6-18)でも展示しています。ショーウィンドーに置かれているので、ショップがお休みの日でも見に行けるのがうれしいですね。


全8箇所のGLAYマンホール巡り、楽しんでいただけましたか? 設置箇所は観光名所が多いので、函館観光と併せて全制覇を目指してみてはいかがでしょう。ちなみにGLAYマンホールの設置期間は、2029年11月まで。路面設置の5箇所は、除雪などによる破損を防ぐため、冬期間の設置は休止となります。また、記念設置の施設内のマンホールは、施設の営業時間外や休業日は鑑賞できないのでご注意を(G4 Spaceは除く)。施設利用者の迷惑にならないよう鑑賞しましょう。
企画・制作:株式会社monomode
取材・編集:宮川健ニ(亜璃西社)
撮影:亀畑清隆