歴史的建造物に宿泊&ディープなご近所めぐりで街をまるごと楽しむ
「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」 (2)

歴史的建造物に宿泊&ディープなご近所めぐりで街をまるごと楽しむ
「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」 (2)

2024.02.26

泊まるだけでなく、"テンションあがる「街ナカ」ホテル"をコンセプトに、ディープな街のあそび方も提案する「OMO(おも)」。今回は、歴史的建造物をリノベーションした建物に宿泊できる「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」で体験できるアクティビティを体験してきました! 知られざる小樽の魅力に触れられる、OMO流・街あそびをレポートします!

※本記事は2024年1月時点の情報です。ご来館の際は公式サイトで最新情報をご確認ください。

雪景色をホットに楽しむ!「小樽運河こたつクルージング」

こたつ付きの船でほっこり温まりながら雪景色とイルミネーションを楽しむ、OMO5小樽(おも) by 星野リゾートの大人気アクティビティです。

ではさっそく、乗船場へ。

OMOから歩いて約4分で到着。
小樽運河は年間16万人が訪れる人気スポットだけあり、受付はすでに観光客で大賑わい。ですが、このアクティビティは宿泊者限定の船を使用するため、待ち時間なしで乗船することができます。

スタッフさんの案内により、並ぶ人々の横をスルスルと通りすぎて、ドキドキしながら桟橋へ向かいます。

▲ルタオのホットチョコレートとお菓子付き
▲こたつとクリアシートで寒さが気にならない

クルージングのお供にと手渡された、小樽洋菓子舗「ルタオ」のホットチョコレートとプティフロマージュをセットし、しっかりこたつの中に入って準備万端! 40分にわたる船旅のスタートです。

コースは、小樽港を経由しつつ、運河の南端と北端を往復。運河沿いに建つさまざまな歴史的建造物が見られるのも楽しみです。

▲旧北海製罐倉庫(株)
▲旧澁澤倉庫
▲橋の下をすれすれでくぐり抜けるスリリングな体験も

船に揺られながら、話に耳を傾け、景色に見入り、ホットチョコレートを味わう、贅沢なひととき。「寒くない?」と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、ご心配なく! 冬であることを忘れるほどホットな時間を過ごすことができました。

幻想的な夜を過ごせる「灯る小樽ナイトラウンジ」

▲たくさんのオイルランプが灯るOMOカフェ&ダイニング

アンティークオルゴールの調べに耳を傾ける

昭和初期に建てられた歴史的建造物「旧小樽商工会議所」をリノベーションした南館。そこの3階にある「OMOカフェ&ダイニング」がナイトラウンジタイムになると、オイルランプが灯り、アンティークオルゴールの演奏が行なわれる幻想的な雰囲気になります。

小樽は早い時間に閉店する飲食店が多いため、「夕食後にちょっと飲みたい」「スイーツで1日を締めくくりたい」ときにうってつけ。

▲ドリンク1杯600円(税込)
▲その日の思い出をのんびり語らうのに最適な場所

オルゴール専門店「オルゴール堂」の協力により、100年以上の歴史があるアンティークオルゴールによる演奏も行なわれるのですが、街歩きで程よく疲れたのも相まって、これがなんとも心地いい。1日の終わりにおすすめです。

▲1890年代に制作されたドイツ・ポリフォン社の「ポリフォンスタイル#104」
▲約20分に1回、スタッフさんの手動で演奏が始まる

「星野リゾート」×「ゴディバ」の期間限定メニュー

「OMOカフェ&ダイニング」では2024年2月29日までの間、「星野リゾート」と世界的チョコレートブランド「ゴディバ」とのバレンタイン共同企画によるチョコレートドリンク「ショコリキサー」を提供していると聞き、さっそく注文。

全国にある星野リゾート14施設にてご当地ショコリキサーを味わえるのですが、小樽では赤肉メロンのソースをトッピングしたショコリキサーがいただけます。ミルクチョコレートのマイルドな甘さと、繊細で雪のように溶けていくクリームの上にあしらった赤肉メロンソースのペアリングは、ドリンクというよりは、まるでスイーツをいただいているような満足感でした。

▲ショコリキサー700円(税込)

<DATA>
灯る小樽ナイトラウンジ
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5otaru/activities/10378/

「小樽の朝」を楽しめるアクティビティも!

OMOレンジャーと名所をめぐる「朝の堺町通りさんぽ」

OMOのアクティビティは、観光客が少ない朝に開催されるものもおすすめとのこと。

そこで、小樽の観光名所が集中する堺町通りを地元に精通したご近所ガイドOMOレンジャーの案内でめぐる「朝の堺町通りさんぽ」に参加してみました!

この日、ガイドを務めていただいたのは、生まれも育ちも小樽という高橋みゆきさん。

▲ご近所ガイドOMOレンジャーの高橋みゆきさん

北館1階の「OMOベース」にてお散歩ルートを説明していただいた後、出発です。

最初に向かったのは、北海道初の鉄道である「旧国鉄手宮線跡地」。

▲旧国鉄手宮線跡地にある色内駅

1880年に開通した鉄道で、幌内駅(三笠市)から手宮駅(小樽市)までを、石炭や海産物を運ぶために使われていました。1958年には旅客列車が運行されましたが、利用客や貨物量が減少したため、1985年に廃止。現在は散策路として整備され、小樽の代表的な観光スポットとして生まれ変わりました。

▲グリーンシーズンの旧国鉄手宮線跡地
▲約1600mの散策路が整備されている

雪のない季節は、長く延びる線路を伝って歩くという、普段では絶対にできない体験も。散策しながら映画のワンシーンのような写真を撮影するのも楽しいかもしれませんね。

▲高橋さんの丁寧なガイドで新しい発見がいっぱい
▲昭和の風情を感じられる小樽出世前広場

高橋さんのガイドのもと、「日本銀行旧小樽支店」「小樽出世前広場」などを通り、「北一硝子三号館」では実際に建物の中に入って見学。ここはもともと明治期に建てられた漁業用倉庫で、今も館内に荷物を運ぶためのトロッコ軌道が残っています。

▲北一硝子三号館

旅人だけで街を散策していてはわからない小樽の見どころや歴史のエピソードをたくさん知ることができました。街を知り尽くした方のガイドがあるからこそですね。

時間があれば、気になったお店に立ち寄ってもらえるので、気軽に声をかけてみましょう。

宿泊者しか味わえない「目覚めのフロマージュパルフェ」

「『朝の堺町通りさんぽ』に参加するなら、散歩後の休憩にちょうどいいものがあるよ」と知人に教えてもらい申し込んだのが、小樽洋菓子舗「ルタオ」とのコラボレーションスイーツをいただける「目覚めのフロマージュパルフェ」です。

▲宿泊者限定の「目覚めのフロマージュパルフェ」

散歩のゴールであるメルヘン交差点から歩いて約4分にある「ルタオパトス」の専用スペースでいただけるスイーツ。スーパーフルーツであるハスカップやアロニアを使ったソルベに、たっぷりのフルーツを盛り込んだパフェで、ソルベの冷たさと酸味が散歩で疲れた体をいやすのにぴったり。窓の外に広がる街並みを眺めながらいただくのもまた格別でした。

<DATA>
ルタオ×OMOコラボスイーツ「目覚めのフロマージュパルフェ」
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5otaru/activities/10792/

<DATA>
OMO5小樽(おも) by 星野リゾート
住所:小樽市色内1-6-31
TEL:050-3134-8095(OMO予約センター)
時間:チェックイン15:00/チェックアウト11:00
料金:1泊1室あたり1万6000円~(税込・食事別)
公式サイト https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5otaru/

企画・制作:株式会社monomode

取材・編集:宮本 育

撮影:須田守政(FIXE)

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