長い自粛生活で溜まった、
外へ行きたい気持ちの赴くままに
宮城県まで足を運んでみませんか?
せっかく行くなら仙台からもうひと足のばして、
歴史ある名湯や、最近話題のあの海辺で
心をリセットさせに、美味しいご飯を食べに、
あちこち巡ってみてはいかがでしょう。
仙台駅エリア
仙台の繁華街・国分町の路地裏に1号店を構えて今年で15年。今では市内に4店舗を構える人気の牛タン焼専門店だ。牛タンはオーストラリア産ブランド牛の柔らかなタン元のみを厳選。岩手県産の「なら炭」の強い火力で職人が一枚一枚手焼きすることで、肉の旨味をギュっと閉じ込め、ふっくら柔らかい歯ごたえに仕上げる。県産のひとめぼれと二条大麦を合わせた香ばしい焦がし麦飯、一番ダシのみを贅沢に使ったコク深いテールスープも通を唸らせる。
仙台駅エリア
江戸時代に伊達家御用御菓子司として創業した老舗甘味処。宮城産のもち米「ミヤコガネ」で仕立てるお餅はきめ細かく、とろけるほどに柔らかい。名物の「づんだ餅」は枝豆の薄皮を丁寧に取り除き、砂糖だけを加えてなめらかに仕上げた優しい味わいで、控えめな甘さが枝豆の香りを引き立てる逸品だ。初めて訪ねるなら、づんだ、ごま、くるみが食べ比べできる「三色餅」(740円。店内飲食のみ)がおすすめ。店内には喫茶スペースも用意されている。
秋保エリア
秋保の山里に2015年に誕生したワイナリー。メルローやピノ・グリのブドウ畑が広がる敷地に、醸造所のほかカフェや中庭のテラス席があり、試飲や軽食が楽しめる。ショップでは自社ワインやシードルに加え、県内各地の生産者とのコラボレーションで誕生した「ワインベーコン」「スモークナッツロゼ」「ワインピクルス」といったオリジナル商品も販売。醸造室や瓶詰め作業などのワイン作りの工程を窓越しに見学できるコーナーも人気。
秋保エリア
仙台の奥座敷と名高い秋保温泉にあって代々湯守を務め、現当主で34代目となる老舗旅館。仙台藩主伊達政宗公の「湯浴み御殿」として栄えたことでも知られる。風格に満ちた館内は、日本庭園の中庭や美しい美術品など、隅々まで行き届いた心遣いともてなしが詰まった上質空間。自慢の温泉は、大浴場や源泉掛け流し露天風呂など趣の異なる風呂があり、個室で寛げる食事つきの日帰り温泉プラン(要予約)も人気だ。
気仙沼エリア
亀山の中腹に鎮座し、1,300年前に編纂された「三代実録」という古書にも社名が残る格式ある古社。大和朝廷の時代、東北開拓の無事を祈念して創建したと言われており、古くからこの地方の信仰の拠り所として崇敬されてきた。『大嶋神社』は巨石をご神体として祀る磐座(いわぐら)信仰。ご利益は海上安全、大漁満足など漁師町ならではのものから、商売繁盛、金運隆昌、五穀豊穣など多岐にわたる。大島をイメージしたイラストが描かれたオリジナルの御朱印帳も。
気仙沼エリア
気仙沼の中心街・内湾地区の新たな観光拠点として2020年にオープンした『ないわん』。「迎(ムカエル)」、「創(ウマレル)」、「結(ユワエル)」、「拓(ヒラケル)」の4つの商業施設からなり、気仙沼初のクラフトビール醸造・販売所をはじめ、地場の食材を使う飲食店や地元のラジオ局、カフェ&バーなど22の店舗が軒を連ねている。施設の一部には雄大な内湾の景色を一望するテラス席や展望ラウンジを併設。歴史ある風待ち地区や魚市場を散策する町歩きを楽しもう。
登米エリア
県内最大の自然湖沼・長沼湖畔に広がる『長沼フートピア公園』。シンボルのオランダ風車「白鳥」はオランダから取り寄せたもので、直径21mの風車が風を取り込んで回る雄大な姿に思わず釘付け!全長111mのローラー滑り台やアスレチック、休憩所も充実しており、ピクニックにぴったり。隣接する『長沼ボート場』は見晴らしがよく、天気が良い日は奥羽山脈を一望。冬季にはたくさんの渡り鳥が訪れ、登米の豊かな自然を満喫できる癒しのスポットとなっている。
登米エリア
国の重要文化財であるこの建物は、明治21年(1888年)に落成した旧登米高等尋常小学校の校舎。木造二階建のコの字形が美しい和洋折衷様式で、正面の白いバルコニーにはギリシア建築風の柱が施されている。2階の教室では当時の授業が再現されており、ノスタルジックな気分に浸れる。就職を機にモネが生活した登米には、他にも「みやぎの明治村」として明治を偲ばせる建築が現存しており、レトロな街並みを散策するのも楽しい。